ベース車両:アプリリアRS250 製作:HIROKAWA MOTORS 

スズキRGV250Γ(ガンマ)輸出仕様の水冷2ストV型2気筒249ccエンジンを搭載したアプリリアRS250。最高出力は怒涛の70馬力。
チャンバーは高性能なGIANNELLI製とし、チャンバー本体をメッキ加工(サイレンサーはアルミ製のバフ掛け)。スイングアームはノーマルをベースに、後方に向けてスタビライザーを取り付け。
現代風のノーマルとは一線を画す、レトロなフォルムのアルミ製ロケットカルは、かつての製作手法と同様、叩き出しによるワンオフ。
ノーマルのアプリリアRS250。写真は2001年式。
フレーム横には“速さ”をイメージさせる弾丸をレイアウト。

バイクレースの最高峰・MotoGPでも活躍するイタリアのバイクメーカー「アプリリア」から発売されていた2スト250ccクラスのフルカウル付きスーパースポーツ、RS250。同車は世界GP250cc(現在のMoto2)に出場していたRSV250のレーサーレプリカモデルとして登場した。

1995年に登場したRS250は、スズキRGV250Γ(ガンマ)輸出仕様の水冷2ストロークV型2気筒249ccエンジンを搭載。マイナーチェンジされた1998年モデルはエンジンをさらにチューニングし、最高出力を70馬力まで引き上げ。なお当時の国内2スト250ccクラスは、メーカーの自主規制により40馬力に抑制。国内モデルよりも遥かに高額だったRS250は、「中免(中型免許/現在の普通二輪免許)で乗れる最強の2ストマシン」として崇められた。

国内の2ストマシンと同じく、厳しい排ガス規制によりRS250も2003年モデルをもって生産終了。“超過激な2スト250”として伝説となったRS250は、絶版後も多くのフリークにリスペクトされている。

写真はお宝車・アプリリアRS250をベースにした、チューニングモード全開のきらびやかなカスタム。シルバーカラーにレッドのアクセントを程よく効かせた、ゴージャスなイメージを演出。

ノーマルとは一線を画す、レトロなフォルムのアルミ製ロケットカルは、かつての製作手法と同様、叩き出しによるワンオフ。アルミ製のワンオフシートカウルは丸みを帯びたノーマルとは異なり、やや角張ったフォルムにデザイン。これにレッドカラーのステッチ入りシートを上手に組み合わせ。

チャンバーは本体にメッキを施した、高性能なジGIANNELLI製を採用(サイレンサーはアルミ製でバフ掛け加工)。スイングアームはノーマルをベースに、後方に向けてスタビライザーを固定し、ナンバープレートをセット。

ロケットカウにはレッドのストライプを施し、ラジエターホースはレッドカラーにアレンジ。トータルバランスに優れ、随所にカスタマーのセンスが光る、注目度の高い一台に仕上げられている。

主要スペック

エンジン水冷2ストロークV型2気筒249cc
70ps/9750rpm(Vガンマ輸出仕様)
外装シートカウル(ワンオフ)
アッパーカウル(アルミ叩き出しワンオフ)
足周り前後ホイール(フォーマンス、ミッチェルホイール)
ディスクブレーキ(サンスター、ワークスエキスバンド)
ブレーキキャリパー(アクティブ ゲイルスピード 4POT 削り出し)
ブレーキマスターシリンダー(FRANDO)
バックステップ(ワンオフ)
車体シートレール(ワンオフ)
スイングアーム(ノーマル穴加工)
チャンバー(ジェネリ)
メーター(アルミ削り出しワンオフ)
令和の時代に2ストバイク、日本でも販売です|エンジンはユーロ5に適合した2スト250cc Vツイン!【ランゲンテクノロジー/ヴィンス Srl】

国内総代理店としてファンティック、ランブレッタ、SYMなどの海外モデルを展開する「モータリスト合同会社(本社:東京都大田区)」は、ヨーロッパのVins Srl(ヴィンス Srl)社、またLangen Technologiy(ランゲンテクノロジー)社の2ストロークエンジン搭載車を国内で発売開始。各モデルはVins Srl製の水冷2サイクル90度Ⅴツイン249.5ccエンジン+電子制御燃料噴射システムを採用。2ストロークエンジンながら、欧州の排ガス規制「ユーロ5」をクリアしており、ストリート仕様車は街乗り走行も可能としている。 REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki) モータリスト合同会社 https://motorists.jp/ ※価格はすべて消費税10%込み

https://motor-fan.jp/bikes/article/45848/
アプリリア|RSV4ファクトリー、RS660、RS125 etc.6機種、2023年のグラフィックモデルを導入

ピアッジオグループジャパン株式会社は、フラッグシップスーパースポーツから原付二種クラスのオフロードモデルまで、6モデルに新しいグラフィックを追加し、これにまでも増してスポーティな装いのスポーツバイクを導入し、順次全国のアプリリア正規販売店にて発売致する。

https://motor-fan.jp/bikes/article/72090/
RS660に非常によく似ているけれど、こちらは2気筒457cc。アプリリアがミドルクラススポーツモデルを発表!|EICMA2023/RS457

イタリアミラノで11月7日から開催されているEICMA2023(モーターサイクル国際博覧会)で、サンマリノGPで初お披露目された2気筒のミドルクラススポーツRS457は正式発表された。軽量なハイパフォーマンスマシンは、日本国内への導入が期待される。

https://motor-fan.jp/bikes/article/92761/