第3位 日産フェアレディZ=1万2132円

フェアレディZのベースグレードは524万1500円(写真は version ST車両価格:646万2500円)

3位は2022年のデビューしたフェアレディZ。型式はZ35ではなく「RZ34」。プラットフォームは前型からキャリーオーバーしているが、パワートレーンは一新。スカイライン400Rと同じVR30DDTT型3.0ℓV6ツインターボ(405ps)を搭載、トランスミッションは9速ATを組み合わせる。ベースグレードの価格は524万1500円。同じ価格で6速MTを選べるのもいい。V6ツインターボ搭載の後輪駆動スポーツカーが新車でこの価格で買えることを喜びたい。

第2位 トヨタGRヤリス=1万2132円

GRヤリスRC 車両価格:330万円

トヨタが威信を賭けて開発したスポーツモデル、それがGRヤリスだ。ヤリスにハイパワーのエンジンを搭載した……のではなく、プラットフォームからヤリスとは違っている。前半分はヤリスと同じTNGA GA-Bで後ろ半分はGA-Cという成り立ち。ここに新開発の1.6ℓ直3ターボG16E-GTS型を搭載。エントリーグレードRCの価格は330万円だ。

G16E-GTS型1.6ℓ直列3気筒DOHCターボ 最高出力272ps/6500rpm 最大トルク370Nm/3000-4600rpm

第1位 トヨタGR86=1万1911円

GR86のエントリーモデル RC 車両価格:279万9000円。

WRX S4と同じFA24型2.4ℓ水平対向4気筒を搭載するGR86だが、こちらはノンターボの自然吸気エンジン。だから最高出力は235ps。モータースポーツベースを想定するRCはなんと279万9000円で買えるから、馬力コストパフォーマンスは驚異的に高い。RCは6速MTのみの設定だ。ちなみにGR86の兄弟車なのでランキングには入れなかったが、

スバルBRZのRグレード(308万円)=1万3106円と高い馬力コストパフォーマンスを誇る。Rグレードは6速MTが308万円、6速ATは324万5000円。

スバルBRZ R 車両価格308万円(6MT)
1Nmいくら選手権2023年版 安くてトルキー!トップは直6ディーゼル搭載のCX-60?

エンジンの性能で重要なのは、パワー(最高出力)だけではない。トルク(最大トルク)もクルマの走行性能を左右する。こちらも、大トルクを得るには大排気量にするか、過給するか、ディーゼルにするか、でどうしても高価なパワートレーンになりやすい。「高くてトルキーは当たり前」、では「安くてトルキーなクルマ」はどのモデルなのか?

https://motor-fan.jp/mf/article/108393/