
2代目となる現行型WRX S4は2021年に発売され、翌年2022年には米国仕様が発売された。
WRX S4のパワートレインは、水平対向4気筒2.4L 直噴ターボエンジンを搭載、最高出力は275psを発揮する。海外では、6速MTが存在しているが、現在の日本仕様はCVTのみの設定となっており、マニュアルトランスミッションの登場を期待する声が少なくない。

日本でMTが存在しなかった理由は、安全運転支援装置『アイサイト』のMT向け仕様が用意されていないからという表向きの理由が上げられていた。しかし、2023年にBRZ STI Sportで、MT専用の『アイサイト』が導入されたことから、準備は整っていた模様だ。

さて、気になる価格だが、米国仕様は最強グレード扱いとなるため600万円後半に迫るが、日本仕様では、STI Sport R EXの502万7000円をほぼ維持するものと予想されている。
また、排気量やスペックも変わらないものと思われるが、マニュアルならではの走る楽しみが感じられることは間違いないだろう。
WRX S4 MTの導入は、早ければ2026年3月、遅くとも6月までには登場するものと予想される。

現在MT車の割合は2%未満とも言われているが、スバルWRXやBRZ、マツダのロードスターなどでは、MT車はいまだに圧倒的な支持を得ている。マニュアルトランスミッションは、電気自動車の普及に伴って近い将来消滅する日がくるものと思われるが、それまでは存在感を見せて欲しいものだ。









