アマルフィどころか、次期プレリュードとも近似する?

フェラーリ アマルフィ

提携する人気デジタルアーティスト、Theottle氏はその噂を実際に試すべく、アマルフィに少し手を加えてスープラ次期型を予想した。

ホンダ プレリュード新型

フェラーリの最新モデルであるアマルフィは、イタリアンデザインとパフォーマンスの魅力的な融合を、同社のエントリーレベルラインナップにもたらしている。クラシックなグランドツアラーのプロポーションを持ち、ボンネットの下には、強力なV8ツインターボエンジンを備えている。

そして、そのロングノーズと切り詰められたリア、ダイナミックで筋肉質のフェンダー、流麗なプロポーションは、どんなスポーツカーにも流用できそうだ。

Theottle氏により具体化された予想CGだが、巧みな視覚的調整を駆使し、フェラーリ「アマルフィ」を、次世代トヨタGRスープラとして再構築している。完成したレンダリングCGは、実に洗練された外観を持ち、その変身は驚くほど完成度が高い。

トヨタ スープラ次期型 予想CG

通常、フェラーリをトヨタ車に変身させるには、大幅な外観の変更が必要に思える。しかし、同氏は必ずしもそうではないことを証明した。
アマルフィの画像と並べて比較すると、変更点は驚くほど最小限であることがわかるのだ。
架空のスープラはヘッドライトのデザインが変更され、グリルがわずかにワイドになっているが、バンパー下部とボディワーク全体は変更されていない。

イメージチェンジの仕上げとして、アーティストはフロントフェンダーからフェラーリのシールドを外し、ノーズとホイールにトヨタのバッジを取り付けた。
ボディカラーはトヨタ「プリウス」に使用されているカラシイエローに近いため、トヨタの美学に完璧に合致している。

ご存知の通り、フェラーリとトヨタの視覚的な共通点に関する議論は、数年前から話題となっている。
2019年に発売されたフェラーリ「SF90」は、トヨタのハンマーヘッドスタイルのノーズと、それほど変わらないフロントエンドデザインを採用しており、このノーズデザインは現在、トヨタのラインナップに多く採用されている。
最近では、トヨタ「クラウン・スポーツ」SUVが、フェラーリ「プロサングエ」の廉価版と揶揄されている。

また、SNSでは、アマルフィが、ホンダ「プレリュード」といくつかのデザイン要素を共有していることも指摘されている。
ヘッドライト間の細いグリルと同様の形状のバンパーインテークは確かに似ている。

フェラーリのデザイナーが主流ブランドからインスピレーションを得たかどうかは定かではない。
いずれにせよ、次世代トヨタ「セリカ」と「スープラ」のスタイリングにフェラーリの影響が見られるかどうかは注目に値するだろう。

なお、気になるスープラの未来だが、すでに報じた通り、第5世代と第6世代のモデル間のリリース間隔は「大幅に」短縮される可能性がありそうだ。

現段階で予想されるパワートレインは、トヨタがスバルおよびマツダと共同で行った「マルチパスウェイワークショップ」で発表した、新開発2.0リットル直4ターボエンジンで、なんらかの電動化がなされると予想される。
この場合、「スープラA90 Final Edition」が搭載するBMW製3.0リッター直6ターボの最高出力435ps以上が期待できるほか、BEVモデルも十分考えられる。