
ボルボは、次世代の電動セダンEX90を発表したが、コンパクト電動クロスオーバーSUV、EX60の新たなティザーイメージが公開された。EX60は、競合車種ながら老朽化が進むXC60に代わる、完全電気自動車となるモデルだ。
ボルボの電気自動車ラインアップには、EX30、EX40、EX90といったモデルがあり、数か月前から、BMW i5のライバルとして構想されたES90セダンもラインアップに加わった。そしてまもなく、ボルボのEVファミリーにEX60という新たなメンバーが加わるのだ。

3月のES90発表時にクレイモデルとして初めてティザー公開されたEX60は、魅力的とはいえ、古さを感じるXC60の電気自動車代替モデルとして登場する。ティザーイメージでは、このSUVのテールランプのひとつが写っている。角張ったデザインに目立つLEDライトシグネチャーが特徴で、ボルボSUVの慣例通り、テールランプはリヤピラーまで伸びている。
ティザーイメージでは、ボルボはEX60が「完全にソフトウェア定義で、時間の経過とともに進化するように設計されている」と述べている。さらに、「ボルボEX60は単なるミッドサイズSUVではなく、未来そのものです。2026年初頭に登場予定です」と付け加えている。
ボルボはEX60の重要な詳細の多くについて口を閉ざしている。しかし、EX90とES90で使用されているSPA2プラットフォームのアップグレード版である、スケーラブルなSPA3アーキテクチャをベースにした最初のモデルになることは分かっている。
パワートレインの詳細もまだ明らかにされていないが、ES90と同様のスペックを持ち、シングルモーターとデュアルモーターの2種類が用意される可能性が高いと考えられる。EX60のバッテリーパックがES90の102kWh容量と同等であれば、航続距離は400マイル(644km)に迫るはずだ。また、DC急速充電機能により、バッテリーの充電は短時間で完了する。ES90は350kWの入力に対応しており、わずか10分で186マイル(300km)の航続距離を延長できるという。






