
BMWは5月にM2 CSを発表したが、今回、ニュルブルクリンクでの更新記録を公開したようだ。北コースを7分25秒5で周回、「緑の地獄」で「最速のコンパクトカー」となった。

この記録は4月11日、BMW Mの開発エンジニアであるイェルク・ヴァイディンガー氏によって樹立された。彼は走行中に、これまでの記録を8秒上回ったという。BMWは以前の記録保持者やその車両名を明らかにしていないが、世界中の車種・サーキットにおけるラップタイムのデータを集め掲載している海外サイト「FastestLaps」には、ノルドシュライフェを7分33秒91で完走したM2が掲載されている。
しかし、BMWによると、M2のこれまでの最高記録は2023年4月にヴァイディンガー氏が完走した7分38秒7だ。つまり、これまでのコンパクトカー最速記録はBMWの車ではなかったということだ。
いずれにせよ、このラップタイムは、最高出力530ps/390kW、最大トルク649Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンによって実現された。このエンジンは、8速オートマチックトランスミッションと組み合わされ、0~60mph(0~96km/h)を3.7秒で加速し、最高速度188mph(303km/h)に達する。
アップグレードされたパワートレインに加え、M2 CSにはルーフ、ミラーキャップ、ディフューザーなど、多くのカーボンファイバー製コンポーネントが採用されている。これにより、オートマチックトランスミッション搭載のM2よりも44kg(97ポンド)軽量化を実現した。
また、鍛造アルミホイールを装着し、専用のスプリングとダンパーを備えたローダウンサスペンションを装備している。さらに、モデル専用のエンジンマウント、Mコンパウンドブレーキ、改良されたMスポーツディファレンシャルも搭載されているという。
M2 CSは今夏発売予定だが、この記録が人気に拍車をかけることになるだろう。











