インドネシアを皮切りにASEAN地域など幅広く展開予定

三菱自動車のインドネシア拠点で生産される新型「ディスティネーター」は、「いきいきとした家族が自信を持って一歩踏み出せるよう後押しするSUV」をコンセプトに開発された7人乗り3列シートのミッドサイズSUVだ。力強さと高級感を併せ持ったボディデザインとすべての乗員が心地よく過ごせる広々とした上質な室内空間を備えている。
室内はパノラマサンルーフと64色対応のアンビエントライト、12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイにヤマハ製オーディオを装備。2列目シートは最大100mmの前後スライドに対応している。3列目シートにも高いヒップポイントと十分なニールームのほか、エアコン吹き出し口も設けられており、長時間における移動も快適に過ごすことができる。
先進運転支援機能「セーフティセンシング」が採用され、レーダークルーズコントロール、衝突被害軽減ブレーキ、後方車両検知、後退時交差車両検知、オートハイビーム、先行車発進通知、マルチアラウンドモニターが搭載され、高い予防安全性能を確保。また、6つのSRSエアバッグを搭載し衝突安全性能も確保されている。エアバッグが展開するほどの重大事故の場合では、自動的にコールセンターに通報する機能やボタンひとつで救助を依頼できるSOSコールが設定されている。
パワートレインには、1.5L MIVECターボエンジンを搭載。実績のある4B40ターボエンジンをベースに開発され、水冷インタークーラーや高膨張率サイクル化の採用により、力強い加速と高い燃焼効率を両立。最高出力は120kW(≒163馬力)、最大トルクは250Nmとされている。トランスミッションにはCVTを採用。駆動方式は前輪駆動を採用しながらも、三菱の全輪駆動(4WD)技術のノウハウが活かされている。前左右輪の駆動力を調整して旋回性能を向上させるアクティブヨーコントロール(AYC)、タイやスリップを制御するトラクションコントロール、パワーステアリング制御が統合制御され、あらゆる路面状況にも柔軟に対応する。

ドライブモードは路面状況に応じて5つ用意されている。雨天時用の「ウェット」、舗装路やワインディングロードでの応答性に優れる「ターマック」、バランスに優れる「ノーマル」、未舗装路でのスリップを抑える「グラベル」、ぬかるんだ悪路で力強い走破性を発揮する「マッド」が実装される。豪雨時でも安心して走行できるように最低地上高は214mmを確保。サスペンションはフロントがストラット、リヤにはトーションビームが採用され、直進安定性と操縦安定性が確保されている。



