初代IS以来となる、レクサスのワゴンボディ登場に期待したい

レクサス ES スポーツクロス 予想CG

今年上半期を終え、ゼネラルモーターズ(GM)は米国自動車市場をややリードしている。より正確には、GMは今年上半期で140万台を販売し、TMNA(トヨタ・モーター・ノース・アメリカ)は約123万7000台で追随している。

レクサス ES 新型

レクサスはエグゼクティブセダン「ES」新型を目玉として販売台数を伸ばしたいところだが、さらなる伸びを達成するための手段として、派生シューティングブレーク「ESスポーツクロス」の存在が一部で噂されているようだ。

レクサスには、かつて初代「IS」にワゴンモデルが存在しており、これが同ブランド唯一のワゴンモデルだった。実はIS次期型にもシューティングブレーク復活の噂があり、このESワゴンの噂と合わせて、錯綜している可能性もある。

今回は、お馴染みバーチャルアーティストのTheottle氏が、新型レクサスESをCGIで切り刻み、まったく新しいものを作り出している。

1989年夏に発売されたレクサスESは、長年にわたりボディスタイルをひとつしか展開していない。最初の3世代は4ドアハードトップセダン、そして最新モデルを含むそれ以降の世代は、通常の4ドアエグゼクティブセダンだ。しかし、Theottle氏は、ふたつ目のボディスタイルとなるレクサス「ES SportCross」ワゴンを予告している。

レクサスがかつて、唯一のワゴンモデルであった小型コンパクトエグゼクティブセダンISのステーションワゴン版を存在させたことを踏まえ、CGIエキスパートは、より大型のレクサスESにLexus SportCross(レクサス スポーツクロス)のネームプレートを与えた。もはやスポーティな5ドアステーションワゴンではなく、広いトランクスペースと、セダンと同様のエレガントな雰囲気を備えた実用的なモデルと言えそうだ。

当然のことながら、レクサスがシューティングブレークをつくると決めた場合、レクサスESスポーツクロスは、ルーフラインとDピラー、そしてリヤクォーターウインドウおよびリヤウインドウ、そしてトランク開口部が変更される点を除けば、セダンモデルと基本構造とデザインの大半を共有することになるだろう。もちろん、TNGA-Kアーキテクチャに加え、ボンネットの下には、ES 300および350hのハイブリッドパワートレイン、そしてES 350eの電気自動車(EV)も両モデルで共通となるはずだ。

もちろん、現段階でシューティングブレークは噂の域を出ていないが、IS、ESどちらかにワゴンボディが導入される可能性は否定できないだろう。