大型ヘッドライトにY字LEDデイタイムランニングライトを配置、アグレッシブなロアバンパー、インテークで迫力を演出。

スズキ e ビターラ

Eビターラのボディサイズは、全長4,275mm、全幅1,800mm、全高1,635mm、ホイールベース2,700mm、最低地上高180mm、最小回転半径は5.2mと日本でも取り回しのしやすいサイズで、SNS では、「コンパクトながら高い質感」と早くも高い評価を得て期待されている。

フロントエンドには、大型ヘッドライトにY字LEDデイタイムランニングライトを装備、中央には大きな「S」エンブレムを配置している。また、アグレッシブなロアバンパー、インテークで迫力を演出している。

スズキ e ビターラ

リアセクションでは、スポーテイーなテールライトを装備、左右がつながっているが、バーは光ない構造だ。

キャビン内には、10.25インチデジタルインストルメントクラスターと10.1インチインフォテインメントシステムを装備、コネクティッド機能も搭載されている。

安全装備では、隣接車線の後方から接近する車両を検知すると、ドアミラーのインジケーターが点灯する「ブラインドスポットモニター」や、後方左右から接近する車両を検知すると、ブザー音とメーター内の表示、ドアミラーのインジケーターの点滅で注意をうながす「リヤクロストラフィックアラート」、設定した速度での走行や、適切な車間距離を保ちながら先行車に追従することで、運転操作の負担を軽減する「アダプティブクルーズコントロール」などを搭載する。

パワートレインは、3グレードを提供、エントリーモデルは、1基のモーターと49kWhバッテリーを積むFF仕様で、最高出力は145psを発揮。ミドルクラスは、同じく1基のモーターと61kWhのバッテリーを積むFFで、最高出力は174psを発揮する。そして最上級グレードでは、フロント・リアに1基づつ、計2基のモーターを積む4WD「ALLGRIP-e」仕様で、最高出力はフロント175ps、リアモーター65psを発揮する。

また、航続距離は、49kWhバッテリーで400km以上、61kWhバッテリーでは、FF仕様なら500km以上が期待できそうだ。

市販型では、スズキの新開発・電気自動車専用プラットフォーム「HEARTECTe」アーキテクチャを採用、ショートオーバーハングにより充実した居住空間を実現、高電圧保護、大容量バッテリー搭載を可能にしている。

同ブランドは、正式な発売スケジュールを発表していないが、10月内が有力のようだ。また価格も未発表だが、おそらく400万円台前半と予想されている。日本のBEVクロスオーバーでは、トヨタ「bZ4X」が550万円〜、日産「アリア」が659万円〜と高めの設定が目立つなか、かなり強い競争力をもつことになりそうだ。