全く新しいダッシュボードと、大幅に大型化されたインフォテインメントシステムを装備

アウディ S3 改良新型プロトタイプ スパイショット

2025年モデルのアウディA3とS3は、新しいバンパー、改良されたグリル、そして最新の照明ユニットを備えた、フェイスリフトを受けた。アウディは、インテリアにもいくつかの変更を加え、刷新を図った。

発表当時、アウディは、新しいセンターコンソールと改良されたシフトレバーにより、キャビンが「大幅にアップグレードされた」と発表していた。また、新しいエアベント、洗練されたドアパネル、そしてSonosサウンドシステムも追加。これらに加え、追加装備も追加されるなど、メジャーアップデートとなっていた。

しかし今回、新たなアップデートが開発中であることが判明したのだ。このS3プロトタイプは外観こそ現行同様だが、内装はカモフラージュで覆われ、全く新しいデザインになっていることを示唆している。

アウディ S3 改良新型プロトタイプ スパイショット

カモフラージュによって多くのディテールが隠されているが、全く新しいダッシュボードと、大幅に大型化されたインフォテインメントシステムを見ることができる。インフォテインメントシステムは、デジタルメータークラスターの隣に移動されるようだ。

このレイアウトは、A5やQ3など、最近の多くのモデルを彷彿とさせる。つまり、11.9インチのデジタルメータークラスターと、12.8インチまたは14.5インチのインフォテインメントシステムが搭載される可能性が高いということだ。現行モデルは10.25インチのデジタルメータークラスターと10.1インチのインフォテインメントシステムを搭載しているため、これは大きな変更点と言える。

新しいディスプレイに加え、ミニマルな4リングエンブレムが配されたモダンなステアリングホイールも確認できる。さらに注目すべきは、物理ボタンではなくデジタルコントロールを採用していることだ。これは大きな進化だが、少なくともこのモデルはQ3のように主要な操作系を一新しようとはしていないようだ。

最近フェイスリフトを受けたことを考えると、これはかなり大規模な変更と言える。しかし、現行モデルはしばらく販売が続く可能性が高いため、アウディはキャビンを他のラインナップとより調和させたいと考えたと思われる。