サーキット走行に特化したサスペンションやMコンパウンドブレーキを採用か

BMW M2 トラックデイ・パッケージ プロトタイプ スパイショット

M GmbHはサーキット走行と、公道走行に対応したチューニングパーツに特化した「トラックデイ・パッケージ」をM2用に開発中だ。これは最上位のCS(サーキットパフォーマンス)には至らないが、エアロダイナミクス性能とパフォーマンス向上を示唆している。

BMW M2 トラックデイ・パッケージ プロトタイプ スパイショット

来年導入予定のこの公道走行可能なパッケージには、「純粋なパフォーマンスを提供する」BMW Mパフォーマンスパーツが多数含まれる予定だ。BMWは詳細を明かしていないが、「トラックデイが本格的なアップグレードを迎える」と述べている。

ティザーイメージ公開から間もなく捉えられたプロトタイプは、外側の縁にフリックのような要素を備えた、目立つフロントスプリッターを装備。また、ピレリPゼロ・トロフェオRSタイヤを履いた軽量ツートンホイールも確認できる。

さらにトラックデイ・バージョン注目すべきは、は、スタイリッシュなサポートを備えた大型のリヤウイングだろう。そのほか、サーキット走行に特化したサスペンションや、Mコンパウンドブレーキを採用したより強力なブレーキシステムなど、他にも多くの改良が施される可能性がある。

トラックデイ・パッケージの詳細は来年明らかになる見込みだが、M2の価格は6万8200ドル(約1000万円)からで、最高出力490PS/353kW、最大トルク600Nmを発揮する3.0L直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する。トランスミッションは6速マニュアルまたは8速オートマチックトランスミッションを選択可能。後者の場合、0-60mph(0-96km/h)加速は3.9秒、最高速度は177mph(285km/h)に達する。