内部にはパノラミックビジョンディスプレイや、全幅ヘッドアップディスプレイなど搭載

徐々にカモフラージュが薄くなっている最新プロトタイプでは、これまで装着していた偽造ヘッドライトが取り外され、はじめて純正ヘッドライトが装着されている。また、上部LEDライトも初露出、スプリット(分割)ヘッドライトを継承していることが確実となった。

しかし、新しいメインヘッドライトは以前よりも高くなっていることが注目される。ヘッドライトの幅が広くなるかどうかはまだわからないが、BMWの最高峰セダンである7シリーズの洗練されたフロントマスクを維持するために、幅が広くならないこと予想される。
キドニーグリル下部にはナンバープレートを付け、そのサイズを隠しているが、巨大グリルは依然として備えているようだ。

巨大なグリルと分割型ヘッドライトが維持されることが確認された以外、BMWはLCIアップデートの詳細を巧みに隠蔽している。ヘッドライト下のアクセントや、デザインの鮮度を保つための再設計されたベントの変更が予想される。注目すべきは、今回プロトタイプは、以前目撃されたものとは異なり、ハイトタイヤを履いていることから、最上級グレードではないということだろう。
リヤセクションでは、テールライトを完全に覆い隠しており、アップデートされた可能性のあるLEDグラフィックを隠している。フェイスリフトされた7シリーズは、ノイエ・クラッセ要素をいくつか継承すると報じられています。フロントエンドが以前のモデルからほぼ引き継がれていることを考えると、リアには全幅LEDとして配置されると予想される。また、テールゲートの形状は水平方向のライト配置に適しているように見える。

アップデートは、キャビンにも反映されると思われる。BMWの新型iDrive Xは、パノラミックビジョンディスプレイや、全幅ヘッドアップディスプレイなど、BMWが提供する最新技術を搭載するなど、他の重要なアップデートと共に、改良新型7シリーズでデビューする可能性が高いようだ。
BMWが数年前に4シリーズと7シリーズで展開して以来、大型グリルとスプリットライトモチーフへと向かうデザインの方向性については、多くの(主に否定的な)意見が述べられてきた。だが、インターネット上でセダンの外観が酷評されるなか、最後に笑っているのはBMWだ。販売台数は、否定的な意見にもかかわらず、購入者が依然として新しいBMWに乗り換えようとしていることを示しており、特に7シリーズの販売台数は、2025年上半期までに米国で11%強増加する見込みとなっている。
BMW 7シリーズのLCIアップデートは年末に発表され、2026年モデルとして発売される予定だ。また、発売時にはハイブリッドと電気自動車の両方が登場する見込みとなっている。