最高出力1000psで最大トルク800Nmは超えてくることが濃厚

フェラーリは現在、「SF90ストラダーレ」後継モデルを開発中と見られていましたが、そのプロトタイプをスクープ班のカメラが初めて捉えた。
SF90は、2019年にブランド初の市販プラグインハイブリッドとして発売。約1年前に生産終了となっていたが、完全に終焉を迎えたわけではなく、現在社内コード「F173M」と呼ばれる後継モデルの開発に取り組んでいる。
これまで、現行型のテストミュールは目撃されていたが、量産型パネルを使用したプロトタイプは初めてだ。

箱型のカモフラージュのため、最終的な外観は判別しにくいものの、中央に長方形のインテークを備えた新しいフロントエンドが確認でき、より調和のとれたデザインを特徴とする、際立ったスプリッターがそれを繋いでいる。
また、突出したノーズ形状は維持されるが、その両側ヘッドライトデザイは刷新されると思われる。
側面ほぼ継承されているようだが、リアエンドの注目は、エクゾーストパイプの間に新しいベントが設けられていることや、新しいテールライトの一部も垣間見ることができる。ただし、フェラーリは、このようなカモフラージュが上手く、ダミーの可能性もありそうだ。
キャビン内では、新しいステアリングホイールと、改良されたスイッチ類が期待される。これらに加えて、刷新されたダッシュボードと改良されたデジタルインストルメントクラスターも搭載される可能性がある。
動力源は、改良されたプラグインハイブリッドパワートレインだ。SF90のパワートレインには4.0リットルV8ツインターボエンジン、3基の電気モーター、そして7.9kWhのバッテリーパックが搭載されていた。このセットアップにより、この車は最高出力1,000ps/736kW の総合出力と最大トルク800Nmを発揮した。これらの驚異的な数値のおかげで、0-100km/h加速を2.5秒で達成し、最高速度は340km/hに達し、電気のみで25km(16マイル)を走行することが可能となっている。
SF90の後継モデルは間違いなくこれらの数値を向上させるだろう。
SF90後継モデルのワールドプレミアは、最速で9月と予想されているが、フェラーリはまったく予測のつかないことでも有名なため、2026年以降になるかもしれない。また社名は引き続き「SF90」が有力視されているという。









