中身は日産パトロールと共有・・・か?

初代パジェロは、1982年に「フォルテ」をベースに登場。
1985年にはパリダカで初優勝し、同レースでは2001年から7連覇の偉業を達成するなど、ダカールラリーをはじめとする世界各地の過酷なオフロードラリーで主力モデルとして活躍してきた。
しかし、2019年の「ファイナルエディション」を最後に日本国内モデルが生産終了となっていた。

最新スパイショットは、高温試験走行中を捉えている。
明らかに過酷な山道でトレーラー牽引、高温試験走行中だが、カメラマンによると、上り坂をものともせずに、長時間止まることなく、力強く一気に駆け上がっていたという。
第4世代は、2006年から2021年にかけて世界中の多くの国で販売してきた。
このモデルは、1ヤード(約40メートル)近い水深の浅瀬を走破できる能力、多数のスキッドプレート、カーボンファイバーで覆われたドライブシャフトなど、優れたオフロード性能を備えていた。
捉えた次期型プロトタイプだが、日産パトロールとの類似点がいくつかあるのだ。
いよいよ日本で販売される日産パトロールは、長年パジェロの最大のライバルの一つだった。
しかし、日産と三菱がルノーと提携していることから、部品の共有、あるいはプラットフォームの共有が行われているようだ。
フロントエンドは、ワイドなグリルと大胆なスキッドプレートの横に、垂直に積み重ねられたLEDデイライトを備えている。
サイドからのキャビンはDSTコンセプトを彷彿とさせ、リアは垂直のウインドウ、連結されたLEDテールランプ、そしてディフューザーを兼ねた特大のスキッドプレートにより、最新の日産パトロールを彷彿とさせる。
両車はフレームを共有している可能性があり、プロトタイプのディテールも驚くほど共有しているようだ。
ただし、これは三菱が自社デザインではなく、これらパトロールのディテールを使うことで、我々を惑わせようとしているのかもしれない。
三菱と日産のプラットフォーム共有は目新しいことではない。
両社は既に三菱アウトランダーと日産ローグでプラットフォームを共有しているが、ローグは間もなく分離される予定だ。
両車は4気筒エンジンを共有しているが、三菱はプラグインハイブリッドオプションを提供している。
日産も間もなくプラグインハイブリッドを発売する予定だが、こちらは異なるパワートレインを搭載するはずだ。
最新のパトロールは3.8リットルV6、または3.5リットルV6ツインターボエンジンを搭載しているが、パジェロは異なるエンジンを搭載すると思われる。
おそらく、2.4リットルプラグインハイブリッドパワートレインの改良版を搭載し、出力が大幅に向上すると見られる。
この構成では、後輪軸に2基、前輪軸に1基の電気モーターがガソリンエンジンと連動して作動、総合出力は382ps(285kW)以上になると予想されている。
パジェロ次世代型のワールドプレミアだが、最新のスパイショットで示された開発段階を考えると、2025年内の可能性を秘めていそうだ。
プレミアムモデルとして位置づけられるパジェロの主な競合車種だが、レクサスGX、ランドローバー・ディフェンダー、ジープ・グランドチェロキー、レンジローバー・スポーツ、アウディQ7、BMW X7、インフィニティQX80などが挙げられる。
















