量り売りなら財布にも優しい
適正なオイル容量はクルマによって異なるため、4L缶を入手しても余ったり、少し足りなくなるケースがある。そこで、かしこいクルマのメンテナンス術として注目を集めているのが「エンジンオイルの量り売り」サービスだ。
必要な量だけを購入できる量り売りなら無駄がなく経済的だし、余りオイルや空き缶を破棄する必要がないため環境にもやさしい。

近頃は手頃なPB(プライベートブランド)オイルのみならず、高品質なオイルの量り売りサービスを実施する店舗も増えてきた。スタッフのアドバイスを受けながら選べるため、初めてのひとでも安心だ。
手頃なのに高性能なPBオイル
「できるだけ価格は抑えたいけど、オイルの性能には妥協したくない……」というひとに支持を集めているのがPBオイルだ。さまざまな企業努力を重ねることで、性能面をキープしつつ、コストダウンが図られている。
オートバックスでも、とにかく手頃にオイル交換がしたいひと向けの『AQ.スクープ』や、BPカストロールと共同開発した『ヴァンテージスピリット』といった銘柄を取り揃える。
さらに注目したいのは、新商品となる『オートバックスエンジンオイル』。シェルと共同開発したこのPBオイルは、不純物が少ないベースオイルを採用し、全アイテムでSP規格を取得。粘度は0W-16、0W-20、5W-30が用意され、幅広い車種に対応する。

認証オイルやハイマイレージオイルも人気

輸入車には各メーカーが独自に定めた認証規格が存在し、それを満たすエンジンオイルの使用が推奨されることも多い。エンジン保護性能や排出ガス対応、長寿命性など厳しい基準をクリアした認証オイルを選ぶことで、本来の性能を維持しながら安心して輸入車を走らせることが可能だ。

また走行距離が伸びた車両向けに設計されたハイマイレージオイルも人気。こちらは長年の使用で劣化したシール類の保護や、オイルにじみの抑制、エンジン内部の洗浄効果を高める成分などを配合。摩耗した金属部分を保護し、静粛性の向上や燃費の改善にも貢献してくれる。経年車のエンジンケアに最適といえるだろう。
