マツダ象徴のスポーツ2台、2020年代中の登場確実?

マツダ ROADSTER 次期型 予想CG

マツダは電動化に突入するわけではないが、現状維持でもない。
むしろ、ハイブリッドモデルと着実な電動化への取り組み、そしてコアラインナップ全体の継続的なアップデートを組み合わせ、慎重な道を歩んでいる。
これには、ハイブリッド車CX-5、最新の販売目標、将来のEV、そして新型スポーツカーなどが含まれているようだ。

マツダ ROADSTER 次期型 予想CG

マツダは最近、ベストセラーモデルであるCX-5の新型を発表している。
デザイン刷新は重要だが、より重要なニュースは、2027年に導入予定のハイブリッドパワートレインの追加だ。この動きは、EVに対する考え方が変化し、関税をめぐる不確実性が高まる中で、より多くの購入者を引き付けることを狙った、米国におけるマツダの電動SUVラインナップの拡大となる。

マツダは、2025年上半期の世界販売台数が前年比2.6%増の636,968台だったと報告した。
米国は引き続き最大の市場であり、210,297台を販売し、前年比3.9%増となった。
一方、日本での販売台数は18.7%増加したが、欧州と中国ではそれぞれ12.2%と18.7%減少している。

マツダの北米における現在のラインナップには、トヨタ製ハイブリッドシステムを搭載した、現地生産のコンパクトSUV「CX-50」の電動化モデルに加え、より大型で高級な「CX-70」と「CX-90」のプラグインハイブリッドモデルがある。

CX-30は米国基準では小型だが、CX-5とCX-50に次ぐ、同市場におけるマツダ車の中で3番目に売れている車だ。
2019年に発売されたCX-30は、2029年に新世代モデルが発売されるまで、マイナーチェンジを繰り返しながら販売が続けられる。

同様に、2021年後半に発売されたCX-50は、2030年に全面的な改良を受ける可能性がありそうだ。
CX-70とCX-90については、2026年にマイナーチェンジが行われ、2030年以降に新世代モデルが登場すると報じられている。

ハッチバックとセダンの2タイプで展開され、2018年からほぼ変更のないマツダ3は、2026年にも世代交代が期待されている。

完全自社開発の初の電気自動車は2027年の発売が予定されている。
詳細はまだ明らかにされていないが、この車はクロスオーバーになると予想されており、マツダが2030年の目標達成に向けて進む中で、より多くの電気自動車モデルへの道を開くものとなりそうだ。

そして楽しみな情報は、マツダは現在、2台のスポーツカーを開発中という情報だ。
どちらも、2020年代末までにマツダブランドの熱狂的な支持を回復させることを目指している。

最もエキサイティングなのは、ロータリー式レンジエクステンダー電動パワートレインを搭載した2023年型マツダ・アイコニックSPコンセプトの市販バージョンだ。
この新型スポーツカーは、早ければ来年にも姿を現す可能性があるとのことだが、2028年前半が有力と見られている。

いずれにせよ、この2ドアスポーツクーペは、MX-5の後継車ではなく、RX-7の精神的な後継車として開発されている。

そして、ついにロードスターにも新世代モデルが登場する。
開発はすでに開始されており、世界で最も人気のあるロードスターの次期型は2029年に発売される可能性がある。
EVは見送られ、次世代「SKYACTIV-Z」エンジンの2.5リットル版を搭載、俊敏で扱いやすいパフォーマンスという定評をさらに高めると予想されている。

また、開発チームは、車両重量を「1トン(2,205ポンド)未満」にすることを目標にしていると語っており、次期型でさらに軽量化されれば、25年モデルよりも速くなるかもしれない。