フロントバンパーに補強ロッドが埋め込まれた大型スプリッターを装備。

Vuk Manufacturは、ドイツを拠点としてチューニングブランドで、主にメルセデスベンツの高性能化や個性化を手掛けている 。
この最新ボディキットは、伝説のメルセデス・ベンツ190E Evo IIから強いインスピレーションを得て制作された。
往年のAMG製4.0L V8ツインターボ(おそらくM177型)を移植。エクステリアでは、巨大なリアウイング、スプリッター、サイドスカート、ディフューザーなど、ペトロナスカラーのアクセントが随所に施され完成している。

現行のメルセデスAMG C 63 Sは、2.0L直列4気筒ハイブリッドエンジンを搭載し、顧客から批判されているが、Vuk Manufacturは、往年のAMG製4.0L V8ツインターボ(おそらくM177型)を移植しているのが最大の特徴だ。
VukのV8搭載C 63 Sは今年初めに初めてご紹介されたが、実はこれは、現行最上位モデルCクラスへの同社の取り組みのほんの始まりに過ぎなかった。今回、「Vuk EVOlution X」と名付けられた、伝説のメルセデスベンツ190E Evo IIにインスパイアされたボディキット、及びV8エンジン搭載C 63 Sが発表された。
最新ボディキットは、AMG幹部をも驚かせるであろうデザインを特徴だ。まずフロントに目を向けると、バンパーに補強ロッドが埋め込まれた大型スプリッターが目を引く。
190E Evo IIの影響は、サイドビューで最も顕著だ。フロントとリアの両方に専用フェンダーが装着され、スタンスが劇的にワイドになり、他のCクラスとは一線を画す存在感を放っている。また、ブラックの6本スポークホイールと、アグレッシブな外観を継承する新デザインのサイドスカートが装着されている。
そして何といってもリアビューだ。C 63 Sのテールゲートには巨大なウイングが追加されているほか、新しいディフューザーとカスタムバッジが装着されている。そして、スプリッター、サイドスカート、ディフューザーなど、ペトロナスカラーのアクセントが随所に施され、外観上の変更点が完成している。
同チューナーは、V8エンジン搭載のW206 C 63 Sをわずか63台のみ生産する予定だという。そのうち「EVOlution X」パッケージをフル装備する台数は未発表で、価格も非公開となっている。しかし、提供されるカスタマイズとパフォーマンスのレベルを考えると、億単位の価格となることは間違いないだろう。



















