改良で手動運転装置を新設定 ディーゼルの動力性能は優秀

このクルマが登場してからすでに5年半が過ぎたが「あれ、もうそんなに経つの?」と思わせられるのは、飽きのこない、均整のとれた外観スタイルのせいだろう。
エクステリア

ルーフアンテナがないことも、外観をスッキリと見せている要因だ。Cセグメントのマツダ3をベースに全長×全幅×全高=4395㎜×1785㎜×1540㎜とした、長過ぎず幅広過ぎず、立体駐車場にも入庫可能な高過ぎない車高の、扱いやすく頃合いの良いボディサイズそのものも魅力だ。
インストルメントパネル

現在のラインナップはパワートレインで大別すると、1.8ℓ直4ディーゼルターボ(「XD」系)と2.0ℓガソリンエンジン+マイルドハイブリッドシステム(「20S」系)の2種。それぞれにFFと4WDを設定する。特別仕様車の「レトロスポーツエディション」は、外観各部をブラック系で統一、内装では合成皮革+レガーヌ表皮のシート、BOSEのオーディオなどを装備する。
居住性


またこの3月には、発売は4月からとして、手動運転装置付きのSeDV(セルフ・エンパワーメント・ドライビング・ビークル)がMX-30に次いで設定された。少し高めの着座位置がクロスオーバーらしさを感じさせるも、基本的にクルマの挙動は自然で安定感がある。
うれしい装備



月間販売台数 1215台 (24年9月~25年2月平均値)
現行型発表 19年9月(グレード追加 24年11月)
WLTCモード燃費 19.5㎞/ℓ ※「XD」系のFF車

ラゲッジルーム


GVCプラスのおかげでコーナリングもスムースだ。「XD」系が搭載する1.8ℓディーゼルターボ(130PS/270Nm)が扱いやすい動力性能を発揮してくれるところも印象的で、このエンジンは音や振動のレベルも小さい。


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