【スズキ スイフトスポーツ】コンパクトボディに1.6LのNAエンジンを搭載したホットハッチ


2011年〜2016年まで販売されていた3代目となるZC32S型スズキ スイフトスポーツは、標準のスズキ スイフトをベースに走りの性能を高めた前輪駆動のコンパクトスポーツカーだ。
エンジンは、標準スイフトを大きく上回る最高出力136ps/6900rpm、最大トルク160Nm/4400rpmの1.6Lの直列4気筒自然吸気エンジンを搭載。トランスミッションは6速MTもしくはパドルシフト付CVTが組み合わされる。
足回りは17インチの大径化されたホイールやブレーキ、専用セッティングのサスペンションが与えられており、コンパクトカーベースとはいえスポーツカーとしての資質は十分に高い。4ドアであるため実用性も高く、日常の足として使いながらワインディングやジムカーナ、サーキット走行にも対応する。
中古では40万円前後から購入でき、走行距離10万km以下の個体でも100万円以下で購入可能だ。流通台数も比較的多く、中古車で販売される個体の約6割がMTモデルであることもスポーツカーとして優れたポイントと言えるだろう。
【ホンダ CR-Z】ハイブリッドシステム搭載の個性派FFスポーツ


2010年〜2017年まで販売されたホンダ CR-Zは、ハイブリッドシステムを搭載した前輪駆動の2ドアクーペだ。ハイブリッドカーでありながら、CVTに加えて6速MTを用意している点がCR-Zの価値性をさらに高めている。
パワートレインは最高出力120ps/6600rpm、最大トルク145Nm/4800rpm(CVTモデルは118ps/144Nm)の1.5L直列4気筒SOHC i-VTECエンジンに、最大トルク78Nmを発生するモーターを組み合わせることで低速トルクを補い、小排気量エンジンとは思えない加速フィールを実現。
6速MT車は短いシフトストロークで小気味よいシフト操作が楽しめ、低く設定されたドライビングポジションと車体中央に座る感覚が、スポーツカーらしい雰囲気をさらに高めてくれる。前後重量分配は、一般的なFF車が7︰3程度であるのに対しCR-Zは6:4となっており、フロントヘビーになりがちな一般的な前輪駆動車とは一線を画すシャープなハンドリングもCR-Zの特徴だ。
安価な中古車では50万円から購入できる。走行距離10万km以下の個体は70万円からが相場だ。エンジンの高回転化とモーター出力の向上が図られた2012年9月以降のモデルも100万円以下で購入できる個体が増えてきている。
【アウディ TT】手頃な価格で購入できる輸入プレミアムクーペ


曲線的なデザインで世界的な人気を博した初代モデルを受け継いで2006年に登場した2代目アウディ TTも、中古車なら手頃な価格で購入できる。
8J型アウディ TTの中古車で販売中心となるグレードは、最高出力160psの1.8L 直列4気筒ターボエンジンを搭載する1.8TFSIと、最高出力200psの2.0L 直列4気筒ターボエンジン(2010年以降のモデルは211ps)の2.0TFSIの2種類だ。3.2L V型6気筒エンジンモデルも用意されているが、中古車流通量は極めて少ない。
トランスミッションは、いずれのモデルもデュアルクラッチトランスミッションの「Sトロニック」が組み合わされる。
当時の新車価格は400万円以上だったアウディ TTだが、中古車なら走行距離5万km前後の個体が60〜70万円程度で入手可能だ。
しかし、この年代の輸入車は冷却水やオイル漏れ、電装系やトランスミッションの不調など故障リスクが国産車に比べて高い傾向にあるため、購入後のメンテナンス費用を考慮する必要があるだろう。安く入手できる反面、長く乗り続けるには相応の覚悟が必要だ。
それでも、個性的なデザインと優れた走行性能を持つプレミアムスポーツクーペをこの価格で手に入れられるのは、中古車ならではの魅力と言えるだろう。
