ボディカラーはGT-Rでおなじみだった「ミッドナイト パープル」

「フェアレディZ」誕生から20年後の1989年に登場した日産300ZX、通称「Z32」。低くワイドなプロポーションと極端に短いオーバーハングは、ツインターボV6を含む高性能を示唆するデザインで、多くのファンに支持された。
2026年型Zヘリテージ・エディションは、そのアイコニックなモデルを現代に再解釈。ブロンズカラーの19インチRAYSホイール、レトロなスタイルの「Twin Turbo」バッジをあしらったカーボンファイバー製リアスポイラー、そしてボディサイドに配されたブロンズカラーの「Twin Turbo」グラフィックなど、Z32型をモチーフとした象徴的なディテールが再現されている。インテリアには、専用のドアキックプレートと専用フロアマットを装備。最後の仕上げは、GT-Rで象徴的な日産・高性能車の歴史の中で最も愛されているボディカラーのひとつで「ミッドナイト パープル」の採用だ。
ヘリテージエディションパッケージは、北米市場向けの2026年型フェアレディZパフォーマンス グレードにのみ設定されている。また、2026 年モデルの Zスポーツグレードとパフォーマンスグレードには、新しいボルダーグレーのペイントカラーとブラックのルーフの組み合わせも用意されている。
パワートレインは、3.0L V6ツインターボエンジンを搭載し、最高出力400PS/6400rpm、最大トルク474Nm(編集部換算値)を発揮。6速マニュアルトランスミッションまたはパドルシフト付き9速オートマチックトランスミッションが組み合わされる。フルデジタルメーターディスプレイ、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した8インチタッチスクリーンインフォテインメントシステム、インテリジェントクルーズコントロールなどのコネクテッド装備が標準搭載される。