業界人コラム 無人機の「盾」が日本を護る? 自衛隊が公開した沿岸防衛計画『シールド』とは何か【写真・3枚目】 多様な無人機が描かれた構想図。これまでにない規模で無人機を導入する計画だ。なお、この構想以外にも、自衛隊には複数の無人機導入計画がある(イラスト:令和8年度概算要求概要より) ポイントブランク(左)と、HERO120(右)。ポイントブランクは全長1mで最大2kgの弾頭を搭載し、手に持った状態から飛びたち、兵士や非装甲車両を攻撃する。HERO120は全長1.34mで4.5kgの弾頭を搭載し、専用のランチャーから射出される。戦車など装甲車両を攻撃する能力を持つ。どちらもイスラエル製(左/IAI、右/UVision) V-BATは垂直離着陸可能なUAVで、3.6m四方のスペースさえあれば運用できる。海自は小型の新型哨戒艦に搭載する計画だ(写真/アメリカ海軍) 冒頭のイメージ画像では翼に爆弾のようなものを搭載して、対艦攻撃を実施している。この画像の詳細は不明だが、たとえば胴体部に取り付ける「ハチェット」という小型精密誘導爆弾が存在する(画像/ノースロップ・グラマン) アメリカのアンドゥリル製「ロードランナー」は垂直離着陸能力を持ち、ドローンや巡航ミサイル、そして有人機を迎撃する。また、対空ミサイルと異なり、迎撃しなかった場合は発射地点に帰って来る。対空ミサイルとUAVの中間のような存在といえる(写真/アンドゥリル) メタルシャーク社の「LRUSV(長距離無人水上艇)」。長距離の航行能力があり、偵察や警戒監視に活躍する。また写真のようなランチャーを搭載し、無人機のプラットフォームとしても活躍する(写真/アメリカ海兵隊) この画像の記事を読む