プラグインハイブリッドの登場が期待されるが、BEV(バッテリー式電気自動車)バージョンの導入も!?

トヨタは現在、人気ピックアップトラック「ハイラックス」次期型を開発中のようだが、その新たな追加情報を入手するとともに、最新レンディングCGも完成した。

トヨタ ハイラックス 次期型 予想CG

北米「タコマ」のグローバル版とも言えるハイラックスは、前世代の7代目では一度日本市場を離れたが、2017年にデビュー(海外では2015年に登場)した8代目では13年ぶりに日本復活し、話題となった。2015年の発売以来、定期的に改良が続けられてきた現行モデルだが、ライバルが進化を遂げる一方で、依然としてモデルチェンジは行われていない(日本では生産休止のため、2024年10月から注文受付を停止中)。

トヨタ ハイラックス 次期型 予想CG

また、主要市場のひとつであるオーストラリアでは、7年間にわたって販売台数1位を維持していたが、2023年に新型フォード・レンジャーに遅れを取っており、次期型では反撃に出ることになりそうだ。

次期型では、ランドクルーザー、4ランナー、タコマ、タンドラと共有されているトヨタの「GA-F」ボディオンフレームアーキテクチャのコンポーネントと、既存のプラットフォームを組み合わせる可能性がある。

パワートレインは、2.4L直列4気筒ディーゼルターボと、2.8L直列4気筒ディーゼルターボのハイブリッドモデルの2ラインをラインナップし、6速ATと組み合わされると予想される。駆動方式は、後輪駆動と全輪駆動が提供されそうだ。

ハイライトは電動化で、ハイラックスの数十年にわたるグローバル展開の中で初のプラグインハイブリッドが期待されているほか、BEV(バッテリー式電気自動車)バージョンの導入も噂されている。

ただし、ハイブリッドシステムがガソリンエンジンとディーゼルエンジンのどちらと組み合わせられるのか、またバッテリー容量なども不明だ。

プラグインハイブリッドが実現すれば、BYDシャーク6やフォード・レンジャー PHEVと激突することになるだろう。特にレンジャーは最大のライバルであり、2.3Lターボチャージャー付きガソリンエンジンと電動モーターを搭載し、優れた牽引能力とEV走行距離(推定28マイル)を誇る。

次期型ハイラックスのワールドプレミアは2025年内と予想されていたが、遅れているようで、2026年前半となりそうだ。また、一部地域で車名に付属するサブネームが「REVO」から「TRAVO」に変更される可能性もある。

日本への導入も濃厚で、価格はエントリーモデル、GRバージョンとも20万円程度の値上げが見込まれる。