Tecnomar for Lamborghini 101FT
全長30メートルの超豪華ヨット

新型ヨット「テクノマール フォー ランボルギーニ 101FT」は、ランボルギーニとイタリアン・シー・グループという、メインド・イン・イタリーを極めた2社のコラボレーションによって完成。約30m(101フィート)の全長にちなみ名付けられている。
高度な技術力とデザイン性を特徴としており、ランボルギーニ製スーパースポーツと同様、ヨットを操縦する際に唯一無二の体験を提供することが開発目標に掲げられている。今回、イタリアン・シー・グループが誇る船舶開発における技術的・工学的なアドバンテージと、ランボルギーニの美学が美しいシナジーを産むことになった。
テクノマール フォー ランボルギーニ 101FTは、マリン業界で最も権威ある舞台、モナコ・ヨットショーで開催された記者会見において、スケールモデルを初披露。生産仕様は2027年末に進水する予定だ。アウトモビリ・ランボルギーニの会長兼CEOを務めるステファン・ヴィンケルマンは、新型ヨットについて次のようにコメントした。
「テクノマール フォー ランボルギーニ 101FTによって、ランボルギーニのDNAが大海原へと導かれます。パフォーマンス、デザイン、革新性が融合したこのヨットは、海洋におけるラグジュアリーの概念を打ち破ることになるでしょう。単なるヨットではなく、イタリアの卓越性を象徴しているのです」
「イタリアン・シー・グループとランボルギーニは、美、テクノロジー、そして究極のパフォーマンスに情熱を注ぐ、選りすぐりのお客様を共有しています。まさにこの共通のビジョンこそが、私たちのコラボレーションを意義深いものにしています」
フェノメノのデザイン要素を多数導入

テクノマール フォー ランボルギーニ 101FTには、ランボルギーニを象徴する、様々なデザイン要素が数多く導入された。エクステリアは、8月のモントレー・カーウィークで世界初公開された限定29台のスペシャルモデル「フェノメノ」をオマージュしている。
ローンチ仕様に用いられたボディカラー「ジャッロ・クリウス(Giallo Crius)」をはじめ、フロントおよびテールライトもフェノメノのデザインをイメージ。ディテールだけでなく、船体を構成するすべてのラインが、機能性と美的純度を融合させており、ひと目でランボルギーニと分かるアイコニックなランボルギーニのシグネチャーが採用されている。
パワートレインは「MTU 16V 2000 M96L」エンジンを3基搭載。3基のサーフェイスプロペラと組み合わせることで、最高速度45ノット、巡航速度35ノットを実現。35kWの発電機を2基備えており、あらゆる状況において高い効率性と信頼性も確保されている。
船内はテメラリオのコクピットを再現

船内は、最新プラグインハイブリッドスーパースポーツ「テメラリオ」をイメージ。各部に六角形のモチーフ、クリーンなライン、Y字シェイプといったランボルギーニ的なデザインが散りばめられた。広大なスペースには最大9名のゲストが滞在可能で、3室の乗組員用キャビンを備えていることで、快適な長旅にも対応する。
アウトモビリ・ランボルギーニのデザイディレクターを務めるミティア・ボルケルトは、テクノマール フォー ランボルギーニ 101FTのデザインについて、次のように説明を加えた。
「今回、私たちのスーパースポーツが持つデザインを体現する、ヨットを生み出すことを目指しました。エクテリア、船体カラー、インテリアに至るまで、あらゆるディテールがランボルギーニのDNAをイメージしています。今回、ランボルギーニのデザイン部門『チェントロ・スティーレ』は、すべての要素を入念に検証し、ランボルギーニが持つ唯一無二のデザインを反映させるべく、細部まで丹念に取り組みました」
