i20 Nのハイブリッド1.6L直列4気筒ターボエンジンは200PS以上を発揮か

ヒョンデ i20 新型 スパイショット

高い気温の中、高地での試験走行の様子を捉えた開発車両は、小型化されたグリルとシャープなヘッドライトにより、箱型のスタンスを体現している。さらに詳しく見ると、ヒョンデは現行モデルの力強いキャラクターラインを滑らかに仕上げていることがわかる。また、ベルトラインを上昇させることで、i20のデザイン言語を最近のクロスオーバーSUVに近いものにしている。

ヒョンデ i20 新型 スパイショット

フロントエンドには、ほぼ水平のシャープでスリムなLEDデイタイムランニングライトが光っている。また、サマータイヤとツートンカラーのホイールを装備したプロトタイプは、幅広さを強調するような新しいテールライトシグネチャーライトによって、その魅力をさらに引き立てている。さらに、リアバンパー助手席側下から突き出たシングルエキゾーストパイプは内燃機関であることを示唆しており、フロントのラジエーターも同様だ。

また、ドアミラーは現行型のi20と比べるとわずかに位置が変更されるとともに拡大されていることや、後輪にドラム式ではなくディスクブレーキを選択したことは注目される。

インテリアは、同社の現行電気自動車にインスパイアされたレイアウトになると予想される。

次期型では、i20 Nパフォーマンスハッチバックが復活する可能性もある。このモデルには、ハイブリッド1.6L直列4気筒ターボエンジンが搭載されると報じられている。ハイブリッドアシスタンスにより、i30 Nも復活する可能性があるが、搭載エンジンはオリジナルの2.0L直列4気筒ターボエンジンではなく、1.6L直列4気筒エンジンとなりそうだ。Nパフォーマンス部門の責任者であるJoon Park氏によると、2.0L直列4気筒エンジンはユーロ7規制に適合するように改良することはできないという。

ハイブリッドアシストにより、新型i20 Nは最高出力200PS以上のパワーを発揮する見込みで、さらにBEVバージョンの開発に入っているという情報も入っている。新型のBEV導入は、日本市場での発売へ大きなきっかけとなる可能性があるだろう。