3歳から乗れる電動オフロードバイク、トライアンフTXP発表！　22.9万円～

トライアンフ・TXP-12／229,900円(消費税10%を含む)
トライアンフ・TXP-16／299,900円(消費税10%を含む)

トライアンフ初の電動オフロードバイクが登場

トライアンフ・モーターサイクルズが、初めてとなるジュニアライダー向け電動モーターサイクル「TXP」シリーズを発表した。本シリーズはOSETの技術を搭載し、主に未就学児から小学生をターゲットとしている。年齢に応じたフレーム設計とジオメトリー、拡張可能な電動パフォーマンス、安全性に優れた機能を搭載した2モデルで構成される。

OSETは2022年にトライアンフ・ファミリーに加わって以来、世界的に知られるトライアンフのデザイン・エンジニアリングチームと共に作業を進め、チャンピオンシップを勝ち抜いてきたトライアル技術をさらに進化させてきた。今回の新しいTXPシリーズは、その共同開発の成果である。

独自の2in1モジュラーデザイン採用

TXPシリーズ最大の特徴は、座って走るオフロードスタイル（XPloreモード）と、立って乗るトライアルスタイル（Trialsモード）を切り替えられる独自の2in1モジュラーデザインだ。シートとマッドガードを取り外すことで、簡単にスタイルを切り替えることができる。

外観デザインには「トライアンフ・パフォーマンス・イエロー」と「グラファイト・ブラック」によるプレミアムなカラーリングを採用している。

成長に合わせた設計思想

ジュニアライダーの成長段階のすべてを支えるために、バランスを取ることを覚える最初の段階から、技術的な地形を攻略する段階まで、各バイクはゼロから設計されている。フレーム、ジオメトリー、操作系、コンポーネントは年齢や体格に合わせて最適化され、ライダーのサイズと経験に応じて調整されている。

OSETの先駆的な技術の確かな基盤に、トライアンフのデザインとエンジニアリングの専門性を加えることで、新しいTXPモデルは軽量シャシー、先進的なライダーエルゴノミクス、独自の2in1モジュラー設計、そして印象的なカラーリングを実現した。

先進的な電子制御システム

各TXPモデルには、スムーズで予測可能なパワーを発揮するブラシレスモーターが搭載されており、ライダーの年齢や経験に応じて調整されている。全ラインアップがレスポンスの良いトルクを提供し、スロットル応答・速度・出力を調整可能だ。

スマート制御システムには、最適なタイミングで磁場を加えることで最大トルクとスムーズなレスポンスを実現するモーター管理システムFOC（フィールド・オリエンテッド・コントロール）、そしてバッテリー残量が減少しても安定した出力を維持し、走行時全体でのピーク性能を発揮するAPS（アクティブ・パワー・スタビライゼーション）が含まれている。大容量リチウムバッテリーはIP67規格の防水性能と診断サポートを備え、信頼性を高めている。

トライアンフ・TXP-12：最年少ライダーのための完璧なスタート

TXP-12：3歳から乗れる入門モデル

TXP-12は3～5歳の子ども向けに設計されており、安全で自信を育むモーターサイクル入門体験を提供する。軽量スチールフレームを採用し、トライアル仕様で重量はわずか22.7kg。持ち上げやすく、操作やコントロールも容易にできる。

シート高はトライアルモードでわずか360mm、XPloreモードで445mmと低く設定されているため、小さなライダーでも両足をしっかりと地面に着けることができる。子どもの手に合わせたグリップやショートリーチのブレーキレバーにより、快適な操作が可能だ。

TXP-12のスペックと性能

コンパクトなシャシーはホイールベース675mm、最低地上高152mm、ハンドル高650mmで設計されており、小柄なライダーに安定性と低速域での扱いやすさを提供する。フロントには50mmフォーク、リアにはリバウンドおよびプリロード調整可能な60mmコイルショックを装備し、成長に合わせて調整できる。

TXP-12にはトライアンフがチューニングした600W・43Vブラシレスモーターを搭載。密閉型の大容量バッテリーパックは、軽度の走行で最大3時間、あるいはトライアルモードでフルパワーを使用した短時間の走行を可能にする。統合型LEDパネルがリアルタイムでバッテリー残量を表示し、ライダーや保護者が容易に使用状況を確認できる。

充実の安全機能

セキュリティ面ではPINコードで保護されたキーパッドにより出力、速度（最大約22km/h）、スロットル応答を4段階で調整可能。保護者が安心して管理できる設計となっている。磁気式セーフティランヤードと二段階起動システムがさらなる安全を確保し、電子機器はIP67等級の防水性能を備えているため、水やホコリから保護される。

トライアンフ・TXP-16：さらなる自信、パワー、そしてコントロール

TXP-16：パワーとコントロールを強化

TXP-16は5～7歳のライダー向けに設計されており、TXP-12を基盤にパワーを強化し、サスペンションをアップグレード、さらにやや大きめの車体を採用している。765W・43Vモーターを搭載し、より高いトルクと最高時速約30kmを実現。スロットル操作はスムーズで予測可能なフィーリングを維持し、若いライダーが自信とコントロールを養えるよう配慮されている。

TXP-16には油圧ディスクブレーキが搭載され、より強力でリニアな制動力を実現している。また、ホイールベース720mmのスチールフレームを採用し、安定性を向上させている。

TXP-16の車体とサスペンション

サスペンションのトラベル量はフロント80mm、リア90mmに拡大され、様々な地形でより冒険的なライディングをサポート。TXP-12と同様に、2in1モジュラー設計を採用し、ライダーは数秒でシートありの設定とスタンディングスタイルの設定を切り替えることが可能だ。

成長期のライダー向けに設計されたTXP-16は、トライアル仕様でわずか26.2kgと軽量で、軽快かつ俊敏なハンドリングを実現。エルゴノミクスにも細心の注意が払われており、Xploreモードではシート高550mm、トライアルモードでは450mmに設定され、安心した足つき性と操作性を確保している。

シンプルなハンドルレイアウトと子ども向けに設計された操作系により扱いやすく、さらにAPSやFOCといった先進的な電子制御により、安定したパフォーマンスと効率的なパワーマネジメントを実現している。

業界トップが語るTXPの意義

トライアンフ・モーターサイクルズ CEOのニック・ブロア氏は次のように述べている。「TXPシリーズはトライアンフにとって新たな章の始まりを象徴します。OSETがファミリーに加わって以来、私たちは専門知識を融合させ技術的に先進的であると同時に、実際のライディング体験に根ざしたモデルを開発しました。オフロード競技で培った当社のエンジニアリング経験と、OSETの確かな電動トライアル技術を組み合わせることで、次世代のライダーを力強く支える製品を生み出すことができました」

「家族が一緒にトライアンフに乗り、世代を超えてモーターサイクルの楽しさを共有する光景を見るのはとても楽しみです。電動バイクに乗ることで、若いライダーは運動能力、バランス、協調性を身につけられるだけでなく、自信を養い、生涯にわたるモーターサイクルへの愛を育むことができます」

OSET創業者のイアン・スミス氏は次のように述べている。「トライアンフの一員となったことで、OSETは自社の技術を拡大し、より多くの新しいライダーに届けるための基盤を得ました。TXPシリーズは、これまで私たちが築いてきたすべてを受け継いでいます。トライアル選手権から地域コミュニティでのライディングに至るまで、TXPにはその歴史が刻まれています。世界中のトライアンフ販売店の支援により、より多くの家族にリーチし、地域社会を支え、何千人もの若いライダーに二輪のスリルを伝えてきた技術をさらに進化させることができます。真剣に楽しさに取り組むこと、それこそが、このスポーツの未来を築くことにつながるのです」

価格

トライアンフ・TXP-12／229,900円　メーカー希望小売価格(消費税10%を含む)
トライアンフ・TXP-16／299,900円　メーカー希望小売価格(消費税10%を含む

主要諸元

トライアンフ・TXP-12

トライアンフ・TXP-16