今年の舞台は『ラリージャパン』のSSコース!?『ラリーファンミーティング2025』はラリー&岐阜満喫イベントだった! | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

『ラリーファンミーティング』とは? 『ラリーファンミーティング』は2023年より開催されている、その他の通りラリーファンが集まるイベントだ。『ラリージャパン』の復活に合わせて、これまで以上に日本でのラリー人気を盛り上げる […]

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『ラリーファンミーティング2025』イベントレポート第1回はこちら。

『ラリーファンミーティング』の一方の目玉……参加型コンテンツ

メイン会場の道路を挟んで向かい側がミーティングエリア。富士スピードウェイよりも密度が高い。そして、やはりレプリカマシンが多い。

『ラリーファンミーティング』はその始まりから、出展エリア、ステージイベント、同乗走行が主要なコンテンツである。加えて、来場者が自慢の愛車を並べて交流する「ミーティングエリア」も、第1回から続く『ラリーファンミーティング』の目玉コンテンツのひとつなのだ。

世代を超えたレプリカマシン。ラリーレプリカオーナーズクラブのシトロエンC4WRCレプリカやカストロールカラーのトヨタ・セリカGT-FOUR(ST185型)はラリーイベントではおなじみ。

今回も多数の参加車両が集まり、ミーティングエリアを大いに賑わせた。ラリーファンの愛車の特徴としてレプリカマシンが多いことが挙げられるが、今回も再現度の高いものから軽めのもの、オリジナルなど実に様々な車種とカラーリングで来場者の注目を集めていた。

ラリーといえばランプポッドなのか、装着車が意外と多いのも特徴。

ミーティングエリアは前2回に続き今回もスバル好き自動車ライター・井元貴幸氏がディレクションしているため、やはりスバル車がそのブルーのカラーで特に目立っていた印象だ。

やはりブルーのスバル率は高く、世代の違いこそあれWRXが中心。そして『ラリーファンミーティング』だけに、「555」ナンバーが多かった。

しかし、前回あたりからの傾向でトヨタGRヤリスの参加台数がかなり増えてきているようだ。各世代を合わせるとWRX系が最多と思われるが、単一車種としてはGRヤリスの方が多かったのでは無いだろうか?

トヨタGRヤリスがかなり増えてきた。中にはGRカローラの姿も。ただし、スバル車と違いGRヤリスのレプリカ車は見かけなかった(痛車はいたが)。
日産エクストレイルやルノー・メガーヌR.S.、スズキ・スイフトスポーツといったクルマの姿も。
アバルトも2台参加。左のクルマのフロントウインドウに掲出されているパネルは、ウェルパインモータースポーツブースに展示されていたラリー車両のものかと思いきや、オーナーさん曰く「ローマラリーで使われた個体の写真」とのこと。
ダイハツは今や希少なブーンX4とコペンの姿があった。ブーンX4のホイールはラリーやダートトライアルでよく見たアドバンRCだ。かすれているが「ADVAN Rally&Dirt Trial Competion model」の文字が見える。
マツダはBFMR型ファミリアのレプリカ車の他に、新旧デミオの姿があった。左はマッドフラップを装着していたり、右はローダウンして牽引フックを装着。勝田範彦選手のLUCKのステッカーも見える。

また、イベントオープニング前に新井敏弘選手がミーティングエリアを練り歩き、参加車両を眺めてオーナーと交流する恒例の「トシ散歩」も行なわれた。さらに、今回は勝田範彦選手も加わって大いに盛り上がったようだ。

「トシ散歩」中の勝田範彦選手(左)と新井敏弘選手。新井選手(とアテンドの井元氏)以外が参加するのは今回が初めて。

ちなみに、参加車両の中には過去2回の『ラリーファンミーティング』はもちろん、MotorFan.jpで取材したイベントとしては前週の9月15日に開催された『富士でスバルの秋祭り』や、2024年12月8日開催された『O.Zファンミーティング』のエントリー車両も見かけた。オーナーはまさに筋金入りの”ラリーファン”というわけだ。

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2024年の『O.Zファンミーティング』イベントレポート。

ラリーカーと愛車を並べて写真が撮れる!「ツーショット撮影会」

ミーティングエリア参加者の特典が本物のラリーカーと愛車を並べて写真撮影ができる「ツーショット撮影会」は特に人気で、今回も参加車両が列を成した。当初、用意されたラリーカーは1台だけだったが、第2回からは台数も増え、今回は午前の部と午後の部それぞれ3台ずつ、合計5車種6台がツーショット撮影に用意された。

ツーショット撮影会に向かうミーティングエリア参加車両。
ツーショット撮影会午前の部は奥からスバルWRX STI(アライモータースポーツ)、トヨタGRヤリス・ラリー2(奴田原選手車)、トヨタGRヤリス・ラリー1(レプリカ)。前2回に比べてGRヤリス率が上がった。
ツーショット撮影会午後の部は奥からトヨタGRヤリス(TOYOTA GAZOO Racing)、シュコダ・ファビア(R5)、トヨタGRヤリス・ラリー1(レプリカ)の並び。ラリー1はもちろんだが、シュコダと並べる機会はそうそう無いだろう。

これまでスバル色が強かったツーショット撮影用のクルマだが、今回はトヨタGRヤリス・ラリー1(レプリカ)、奴田原文雄選手が全日本ラリー選手権で走られるトヨタGRヤリス・ラリー2、鎌田卓麻選手が全日本ラリー選手権を走らせ、同乗試乗会にも使用されたシュコダ・ファビア(R5)、TOYOTA GAZOO RacingのGRヤリスが並べられた。
これには、近年増えつつあるラリーファンのGRヤリスオーナーには朗報と言えるだろう。

やはりGRヤリス同士で並べたくなる。
VWゴルフヴァリアントとシュコダ・ファビアの並びは、セグメントは異なるが同じフォルクスワーゲングループだ。
ダイハツの本気仕様競技ベース車だったブーンX4(左)。トヨタグループのコンパクトハッチバック4WDターボと言う意味ではGRヤリスは後継車と言えるかもしれない?

ミーティングエリアフォトギャラリー

ここからはミーティングエリアの気になるエントリー車をまとめて見て行こう。やはりスバル車が目立つが、中にはかなり珍しい車種も見受けられた。

アライモータースポーツカラーのインプレッサ。GRB型のWRXではなく、GH8型の 2.0GTなのがポイント。「トシ散歩」でも新井選手が足を止めていた。
TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジやJMRC近畿SSラリーシリーズにエントリーしている中畑光敏選手/中畑佳代選手組のYH☆プロμ☆GRヤリスなのだ!GRヤリス。ずんだもんの痛車?
GRヤリスの中にGRカローラが1台。2022年の発売当初は台数限定(「RZ」500台、「モリゾウエディション」70台)の抽選販売だった。
三菱ランサーエボリューションVIは名門タスカ・エンジニアリングのアドバンラリーチームカラー。同社は2020年にラリー事業から撤退、代表の石黒邦夫氏がまさに2025年9月16日に逝去されたばかりだった。
インテリアの作り込みも素晴らしい。
アドバンレーシングRCIIIホイールに、ラリータイヤのアドバンA053を装着。205/65R15というサイズが実にシブい。
スズキ車はスイフトスポーツが2台。 このZC33S型スイフトスポーツは全日本ラリー選手権やダートライアルではエントラントも多い車種だが、『ラリーファンミーティング』では少数派。
なかなか気合いの入ったリヤビュー。軽く痛車風味。
特にリヤスポイラーはヴォーテックスジェネレーターと合わせて迫力満点。アンテナはわかる人には刺さる形状だ。
2023年のSTI NBR Challengeレプリカのスバル・ステラカスタムRS。ボディ形状もサイズも全く異なるのにこの再現度の高さはスゴい。
こちらは2008年のスバルワールドラリーチームカラーを纏ったスバル・ヴィヴィオ。このヴィヴィオも含め、スバルのWRCレプリカはソルベルグ車が多かった。
『ラリーファンミーティング』には欠かさず参加しているマツダワークスカラーのファミリア(BFMR型)と、『O.Zファンミーティング』にも参加していたTOYOTA GAZOO Rasingカラーのスズキ・スイフト(ZC32S型)。
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第1回『ラリーファンミーティング』でのファミリアのオーナーインタビュー。
『富士でスバルの秋祭り』にもエントリーしていたマルティニカラーのGR型インプレッサWRXと、DSHデカール工房HIDEのGD型インプレッサWRX。こちらは2006年WRCオーストラリアラリー仕様(ペター・ソルベルグ車)。
非常に珍しいホンダ・シビックタイプR(FN2型)のラリーレプリカ。何のレプリカかと言うと、2008年WRCモンテカルロラリーの68号車、ルカ・ベッティ/ジョヴァンニ・アグネーゼ組(総合19位)のもの。
左のGD型インプレッサWRXは2005年WRCラリージャパンのスバルワールドラリーチームカラー(ペター・ソルベルグ車)。右のGR型は『富士でスバルの秋祭り』にもエントリーしていた2008年スバルワールドラリーチームレプリカ。

最後に、ここまでで紹介しきれなかったクルマや別角度の写真などと合わせて、この記事の写真を一気に見せます!