業界人コラム 陸上自衛隊の新型装甲車両「パトリアAMV」初公開。高い防護力と広い汎用性で、陸自を大きく変える!?【写真・5枚目】 富士駐屯地記念行事にて実施された訓練展示で姿を現したパトリアAMV。陸上自衛隊での名称は「装輪装甲車AMV(人員輸送型)」だ(写真/筆者) こちらは96式装輪装甲車。日本の小松製作所が開発した装輪装甲車で、約400両が製造された。日本全国で見ることができる車両だが、近年は老朽化のため故障なども多く、稼働数が低下していた(写真/筆者) 富士駐屯地で公開されたAMV。同車は乗員2名(車長、操縦手)に加え、普通科隊員11~12名を乗車させることができる。 96式と比較して、AMVはかなり大きい。96式が全長6.5m×全高1.9m×全幅2.5mなのに対して、AMVは8.45m×2.66m×3.49mとなっている(イラスト/EM-Chin) 左の写真は富士駐屯地で公開されたAMVの後部。左下に「JSW(日本製鋼所)」の文字が入り、国産であることを示している。後部中央はランプドアとなっており、右の写真のように大きく開く(左写真/筆者、右写真/クロアチア陸軍) 今回公開された車両は有人の機関銃塔を装備しているが、無人のRSW(リモート武器システム)の搭載も検討されているようだ。メーカーには、スウェーデンのコングスベルグ社の名前が挙がっている。写真は同社の12.7mm機関銃搭載型「プロテクターRS4」(写真/筆者) この画像の記事を読む