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今日は何の日?

■高級ステーションワゴンの2代目ステージア

2001(平成13)年10月16日、日産自動車から3ナンバーの高級ステーションワゴンとして人気を博していた「ステージア」の2代目がデビューした。V35型スカイラインが採用したFM(フロントミッドシップ)レイアウトを採用したFRの4WDステーションワゴンとして、豪華さと力強い走りをアピールした。

日産2代目「ステージア」
2001年にデビューした2代目「ステージア」

大人のステーションワゴンとして誕生したステージア

初代「ステージア」は、ローレル(C34型)とスカイライン(R33型)のシャシーやエンジンを流用した高級ステーションワゴンとして1996年9月に誕生した。

初代「ステージア」
1996年にデビューした初代「ステージア」

ステージアは、3ナンバーサイズの4ドアサッシュレスハードトップで、シンプルなフロントグリルをもつクリーンかつスポーティなステーションワゴンで、広い荷室を持つなど実用性にも優れていた。またインテリアは、ローレル/スカイラインの上級グレードに相当する豪華な仕上げだった。

エンジンは直列6気筒の3種を搭載。最高出力130ps/最大トルク17.5kgmの2.0L 直6 SOHC、200ps/26.0kgmの2.5L 直6 DOHC 、235ps/28.0の2.5L直6 DOHCインタークーラー(IC)ターボ、これらに4速ATおよび5速MTが組み合わされた。

初代「ステージア」
1996年にデビューした初代「ステージア」

1997年10月には、オーテックジャパンが開発したR33型スカイラインGT-Rのパワートレインをそのまま移植した最高出力280ps/最大トルク37.5kgmを発揮する「260RS」という特別仕様車がリリースされ、マニアの熱い視線を集めた。

豪華装備とスポーティな走り、さらに高い実用性を合わせ持ったステージアは、レガシィ・ツーリングワゴンとは別のフィールド、高級ステーションワゴンのパイオニアとして人気を集めることになった。

初代の魅力にさらに磨きをかけた2代目

2001年10月のこの日にモデルチェンジした2代目ステージアは、新世代FMパッケージやV型6気筒エンジンの採用によって、新時代にふさわしい性能が実現された。

日産2代目「ステージア」
2001年にデビューした2代目「ステージア」

FMプラットフォームのFMは「フロント・ミッドシップ」の略。FRやFRべースの4WD車を前提に開発され、11代目スカイライン(V35型)に採用されたフロントミッドシップレイアウトであり、主として高速走行の操安性に優れるのが特徴。ボディサイズは、初代に対して全長が35mm短縮、全幅は5mm拡大、全高は20mm高く、さらにホイールベースは130mm延長された。

日産2代目「ステージア」
2001年にデビューした2代目「ステージア」

スタイリングは、横長のフロントグリル、大型の矩形ヘッドライト、バンパー一体型スポイラーが重厚かつ高級感を引き立たせた。室内は、ホイールベースの延長によって後席のニールームが90mm拡大されたのをはじめ、前席後席ともショルダールームに余裕ができた。

2代目「ステージア」のコクピット
2代目「ステージア」のコクピット

パワートレインは、直6から3種類のV6エンジンに変更。V35型スカイラインと同じ、215ps/27.5kgmを発揮する2.5L V6 DOHC、260ps/33.0kgmの3L V6 DOHC、280ps/41.5kgmの2.5L V6 DOHC インタークーラーターボエンジン。組み合わされるトランスミッションは、電子制御4速/5速ATだった。

2代目「ステージア」の室内
2代目「ステージア」の室内

駆動方式は、FRとスカイラインに追加設定された4WDシステムの“スノーシンクロモード付きアテーサE-TS”。これは、前後輪の駆動配分を電子制御するシステムで、スノーモードとはタイヤの滑り具合によってエンジン出力を自動調整、氷雪路での発進性と走行性能を高めたものである。

日産2代目「ステージア」
2001年にデビューした2代目「ステージア」

車両価格は、標準グレードが249万円(2WD)/277万円(4WD)、ステーションワゴンにSUV要素を盛り込んだハイグレードは356万円に設定された。

日産のステーションワゴンの歴史

1979年にデビューした「サニーカリフォルニア」
1979年にデビューした「サニーカリフォルニア」
サニーカリフォルニア
1979年にデビューした「サニーカリフォルニア」のコクピット

日産のステーションワゴンの歴史は1979年にデビューした「サニーカリフォルニア」から始まり、米国のワゴンブームの影響を受けてレジャー用として若者から支持された。その後、1990年代に訪れたステーションワゴンブームに対応して、以下のようなモデルを展開した。

・アベニール(1990年~2005年)
プリメーラのステーションワゴンで、スポーティグレードは2.0L 直4 DOHCターボを搭載して若者から人気を獲得。

初代「アベニール」
1990年にデビューした初代「アベニール」

・ステージア(1996年~2007年) ※上記の通り

日産2代目「ステージア」
2001年にデビューした2代目「ステージア」

・セフィーロワゴン(1997年~2000年)
セフィーロベースの3ナンバーステーションワゴン、ステージアとともに高級ステーションワゴンとして短期間ながら販売。

1997年に誕生したセフィーロワゴン
1997年に誕生したセフィーロワゴン

・ルネッサ(1997年~2000年)
米国の「アストラEV」を日本市場に転用、SUV風のスタイリングだったが、居住性に課題があった。

1997年にデビューした「ルネッサ」
1997年にデビューした「ルネッサ」

・ウイングロード(1996年~2018年)
当初は室内が狭く不評だったが、改良を加えながら長きに渡り堅調な販売を続けた、日産最後のステーションワゴンとなった。

1996年にデビューした「ウイングロード」
1996年にデビューした「ウイングロード」

・マーチBOX(1999年~2001年)
マーチのリアを延長して荷室を拡大した派生車。

1999年に登場したマーチBOX
1999年に登場したマーチBOX

・・・・・・・・・
ステーションワゴンにプレミアムな新しいジャンルを開拓したステージアは、スバル「レガシィ・ツーリングワゴン」がけん引したステーションワゴンブームの中で、高級ステーションワゴンとして存在感を示したモデルである。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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