5Gネットワーク接続をトヨタ車に初めて統合したシステム

最新世代のトヨタオーディオマルチメディアシステムは、AT&T提供の5Gネットワーク接続をトヨタ車に初めて統合したシステムとしてリリースされる。この更新技術により、北米全域でAT&Tネットワークの受信エリア、通信速度、システム機能の大幅な拡充が実現されている。システムを操作するためのインターフェースもシームレスに設計されている。2026年型RAV4に標準装備される10.5インチスクリーン(オプション 12.9インチ)には鮮明でクリーンなグラフィックと直感的なアイコンが表示される。タッチスクリーンは操作応答性も向上しており、スマートフォンのようにスムーズに操作することができる。
個別のウィジェットをホーム画面に設定可能
注目すべきは設定可能なホーム画面がUIに追加された点だ。ナビゲーション、ドライブモード、オーディオ、接続済みスマートデバイス、天気情報など、個別のウィジェットを用いて好みの表示をカスタマイズすることができる。さらに「クイックコントロールメニュー」が追加され、タッチスクリーンの右上領域から常時アクセスすることができる。Bluetooth接続・画面輝度調整・明暗モード切り替えといった頻繁に使用する項目、ワンタッチでのロードサイドアシスタンスを呼び出して、先進運転支援システム(ADAS)機能のオン/オフ切り替えショートカットなどの設定画面をすぐに開くことができる。もちろん、Apple CarPlay & Android Autoとのワイヤレス接続にも対応している。

トヨタの車載マルチメディア体験が、初めてマルチインフォメーションディスプレイ(MID)と緊密に連携した。ネイティブナビゲーションがMIDでフルスクリーン表示可能となり、運転席のデジタルメータークラスター内に地図やターンバイターン案内を表示。運転の快適性を向上させる。また、最新世代のトヨタオーディオマルチメディアにはドライブレコーダーが標準装備され、社外品のドライブレコーダーが不要となった。
最新世代トヨタオーディオマルチメディアは、ヘッドユニット内に新たな「EVドメイン」を導入。ヘッドユニットのボタンをワンタッチするだけでEVドメイン画面が表示され、ライフスタイルに最適な充電スケジュール設定、充電上限設定、外部電源の有効化/無効化などが実現されている。さらにトヨタのクラウドナビゲーションシステムにはEV専用ルート案内が統合され、充電ポイントを含む最適な走行ルートを計画するための航続距離マップも完備されている。