ダイハツは、2026年8月でコペンの生産終了を発表したが、早くも後継モデルの開発に着手しているようだ。

ダイハツ コペン

初代コペンは2002年に発売、軽自動車らしからぬ走りを楽しめるオープンスポーツカーとして人気を博した。先代モデルから1年10ヶ月後、2014年に登場した第2世代では、新たな骨格構造“D-Frame”と、脱着構造“Dress-Formation”を採用して人気を不動のものとした。

ダイハツ コペン 後継モデル 予想CG

後継モデルのハイライトは、ボディサイズが拡大され、軽自動車規格から普通車に進化することだ。また、排気量も660ccから1.3Lへ拡大、駆動方式はFFからFRへと進化することも注目される。しかし、最新情報によると、“e-SMART HYBRID”を搭載する可能性があるという。また、噂のあったクーペバージョンは見送られ、オープンボディに1本化される可能性が高まったようだ。確定情報ではないが、注目するに値する。

そこで入手した最新情報をもとに、コンセプトモデルをベースに量産デザインを予想したCGを作成した。

市販モデルではヘッドライトは丸型をそのままに大型化され、リング状のLEDデイタイムランニングライトと丸型プロジェクターが組み合わされるだろう。ライトの下には縦型スリット状のディフューザーを配置、アンダー部分は前面に押し出すデザインに変更され、アンダースカートも走尾着するなど、ライトウェイトオープンスポーツカーらしいエクステリアデザインが予想される。

キャビン内では、フルデジタルインストルメントクラスター、及びワイドインフォテイメントディスプレイを搭載する。ボディサイズは全長を400mm、全高を200mm拡大、ホイールベースは187mm程度延長される見込みだという。この大幅拡大にともない、シートレイアウトも2シーターから2+2が検討されているようだ。

販売価格は、軽自動車から普通自動車になるため、大幅に変更されるのは仕方ない。エントリー価格は現在の198万円から、200万円台後半まで上がるものと予想されるが、電動化されるとなれば、より高額になることは避けられないだろう。

コペン後継モデルのワールドプレミアは、2027年前半と予想されている。