ベントレーは、4シータークーペ「コンチネンタルGT」のハードコアモデルを導入すること予告した。ボディキットが再設計され、「スーパースポーツ」の名を冠する可能性が高いようだ。
新型スーパースポーツは、2017年の3代目コンチネンタルGTに設定されていた、6.0L W型12気筒エンジン搭載モデルの後継車となる。

新型では、ハイブリッドAWDを廃止し、V型8気筒+後輪駆動へと移行すると予想されているが、軽量化とアグレッシブなスタイリングを特徴とし、ベントレーのハイブリッドフラッグシップモデルよりも力強い走りを約束する。
ベントレー コンチネンタルGTのより力強い新章を迎えようとしている。この次期バージョンは、ボディキットが再設計され、よりタイトなシャシー構成と数々の軽量化対策が採用される見込みなのだ。

最も重要なのは、新型スーパースポーツは現行コンチネンタルGTスピードのプラグインハイブリッドAWDを廃止し、後輪のみに動力を送るアップグレードされた非電動V型8気筒ツインターボエンジンを搭載する見込みだということだろう。
公式データはまだ不明だが、新型コンチネンタル スーパースポーツには、おそらく、ツインターボ4.0L V型8気筒エンジンの強化版を搭載、最高出力は650ps前後になると予想されている。数値上は、プラグインハイブリッドシステムで782ps/583kWを発揮する現行GTスピードよりも低い数値となる。また、710ps/522kWのW型12気筒エンジンを搭載していた2017年モデルの最新スーパースポーツよりも低い設定だが、時代に見合った最強V8パフォーマンスモデルという位置づけになりそうだ。

軽量化に関しては、新型モデルは他のコンチネンタルGTシリーズと比べて大幅な軽量化が見込まれており、車両重量は約2000kg(4410ポンド)になるとの報道もある。また、後輪駆動と精密にチューニングされたシャシーとの組み合わせにより、このセットアップはAWDのGT Speedとは全く異なるドライビングエクスペリエンスを約束してくれるという。
ティザーイメージでは、新設計されたフロントバンパーに、大型のインテーク、大きく目立つスプリッター、そしてデュアルカナードが採用されている。側面は、ブラック仕上げの新型アルミホイールを装着、リアエンドには、固定式リアスポイラー、バンパーの追加フィン、そして4本出しエキゾーストパイプを収納する大型ディフューザーが装着されるようだ。

新型スーパースポーツは、限定生産になる見込みのため、価格は他のラインナップよりも高くなるのは避けられない。コンチネンタルGT Speedの米国での価格は306,250ドル(約4600万円)から、マリナーモデルは33万950ドル(約5000万円)からだが、新型スーパースポーツは、これら2つのモデルをはるかに上回る価格になると予想され、50万ドル(約7500万円)を超えることが濃厚となっている。




