作中登場車の専用駐車場でオーナー直撃取材!
顔面移植&内装張り替えでラグジーに

ER34にBNR34のフェイス周りを移植して正統派路線のチューンドで仕上げているのは、三重県から参加した片濱さん。頭文字Dに出会ったのは小学生低学年の頃で、18歳の頃に単行本をきちんと読み、さらにアニメまで視聴して完全にハマったという。

BNR34のフロントフェンダーやバンパーをごっそり移植し、フェイスをR34GT-R化。BBS・LMホイールやカラーリングとも相まって、パッと見は完全にGT-Rだ。

「バケットシートは黒か赤ばかりなので、もっと個性的なカラーにしたくて張り替えました」と片濱さん。往年おレカロSRIIIの主要部分を茶色と黒に、ステッチは赤でアクセントを加え、おしゃれな空間に仕上げている。
高橋涼介に憧れてFC3Sを購入

幼稚園児の頃から父親と一緒に頭文字Dを見て育ち、速くて強い高橋涼介に憧れていったヘレナさん。その頃から「将来はFC3Sに乗る」と目標を持ち、1年半前に夢を叶えてこのFC3Sを手に入れた。

純正のエアクリーナーボックスが残る希少なフルノーマルのエンジン。内外装の程度が良い個体を探していたところ、AT車の良い個体に巡り合い、エンジンもフルノーマルのままとなった。

こだわったのは、高橋涼介のFC3Sがアニメ1期から2期にかけて履いていた5本スポークホイール。見た目が近い、ファイナリストFZ-S5をチョイスしている。
13台を乗り継いで導き出した答え

BNR32をはじめ、SW20やランエボⅢなど頭文字Dに登場するスポーツカーを12台乗り継いできた村田さん。現在10年間愛し続けているのが、このGC8インプレッサだ。

エンジンを壊さないため敢えてブーストアップ仕様を抑え、走りを楽しむスタイル。ブリッツの大容量ラジエターなど、全開走行に耐える冷却強化も施されている。

室内は快適装備を残したストリート仕様。ダッシュボードの追加メーターやレーダー探知機など、現役で走るクルマらしい仕様だ。シートはSTIバージョン4を移植。

3D形状のGTウイングは180SX用のメーカー不明品を加工して装着。タイヤはナンカンCR-S、サイズは前後225/40R18だ。
リトラ好きが選んだ愛機

埼玉県から来場した女性オーナーの栗田さんは、見るからにボディ状態が良い3型のMR2に乗っていた。頭文字Dにハマったのは最近で、リトラクタブルライト車に乗りたいという思いが芽生えたそうだ。
本命はAE86トレノだったが、程度や価格を考えて手を出しづらく判断。180SXかMR2で状態の良い車両を探していたところ、このSW20に巡り合った。

中古車の程度を表すオークションの評価点が「4.5」という極上車だった理由は、荒く扱われるケースが少ないATモデルという点が大きいだろう。

現状はホイールのみBBS・RSに変更。今後は彼氏の助言を聞きながら、車高調を組んだりホイールのツラ合わせをしたりしていきたいそうだ。
PHOTO:近藤浩之/REPORT:石井健之
●取材イベント:頭文字D 30th Anniversary 2days

