完全新設計で待望のリニューアル!

純正形状で370馬力オーバーを実現

FRスポーツならではの魅力で人気が高まり続けているR34スカイラインGTS系。そのパワーユニット向けに、8月にリリースされたのがGTIII-RSスポーツタービンキットだ。約10年もの空白期間を経て、HKSのRB25DET用タービンがついに再び設定された。

約2年半を費やして開発されたのは、純正エキマニにボルトオン装着が可能なタイプ。他社のRB25DET用タービンがハイパワー志向であるのに対し、HKSが狙ったのは純正互換としてノーマルエンジンにも装着しやすい330〜450psのパワーバンドだ。

RB25DETの“ベストタービン”として今なお語られるGT2835を超えるため、選ばれたのはレスポンスに優れるGTIII-RS。これまで設定のなかったT3フランジ仕様とするため、エキゾーストハウジングはRB25DET専用に新設計。排気バイパスバルブの大型化と大容量アクチュエーターの採用により、低回転からの素早い立ち上がりと高回転域での安定性を両立している。

インタークーラーパイプへ接続するインレットは、一般的な溶接タイプではなく鋳物の専用品を採用。高い遮熱性に加え、曲がりの少ないレイアウトにより圧力損失を低減している。

新設計のエキゾーストハウジングは、排気バイパスバルブが可能な限り大きく確保されているのが特徴。大容量アクチュエーターと組み合わせることで、鋭いブースト立ち上がりと高回転時の安定性を実現している。

また、4枚重ねのメタルガスケット、熱対策としてオフセットされた冷却ホースのバンジョー、遮熱板などのショートパーツに至るまで専用品を投入。コストを惜しまない設計により、美しくボルトオン装着が可能となっている。

開発ベースとなったER34はエンジン本体ノーマルのまま、GTIII-RSをF-CON Vプロ3.4で制御。燃料系は強化ポンプと550ccインジェクターを組み合わせた仕様だ。現在の適合はNEO6のER34のみだが、今後は順次拡大予定とのこと。

開発では、GT2835同様に低速トルクの確保が大きな課題だった。しかしGTIII-RSでも純正同様の低回転特性を維持しつつ、中高回転域で大幅なパワー&トルク向上を実現。ノーマルエンジンのテスト車で約370ps(ブースト圧1.0キロ)を確認しており、エンジン強化時には450psも視野に入る余力を持つ。

パフォーマンス面でGT2835を上回るだけでなく、装着性や仕上がりも“令和クオリティ”に引き上げたGTIII-RSキット。純正ライクな見た目は、コレクション性を重視するオーナーにとっても満足度の高いものだろう。

現状、HKSのER34用パーツは4タイプのマフラー、フロントパイプ、レーシングサクションなどがラインナップされているが、タービンキットの反響次第ではインタークーラーなどの開発も検討中。ハイパーマックスR車高調もリリース準備が進められている。

●問い合わせ:エッチ・ケー・エス 静岡県富士宮市北山7181 TEL:0544-29-1235

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