10万キロはもたないと思ったほうがいい『燃料ポンプ 』
今回、もっとも大事になる交換パーツが燃料ポンプ。これも、8万〜10万キロで完全停止となるわけではないが、もともと、JB64の燃調的に最大ブースト時に燃料がノーマルで足りていない。電子スロットルを閉じたり、リタードすることで、辻褄を合わせている。そのため、ポンプの力が正規の状態で無くなった場合、ノーマルの場合は、トルク不良や吹け上がり不良が発生する。今流行りのECM書き換えを行っている場合、息つきなどが発生する。走行距離が8万〜10万キロになっているJB64は、問答無用で交換を行うべき。交換するには、特殊工具が必要となるので、プロショップや、ディーラーなどで交換することを勧める。部品代も結構いくのだが、このパーツは、最悪エンジンブローの可能性もあるので、もしかしてという兆候があるのであれば要交換だ。







触媒の詰まりは走りに直結する『触媒&O2センサー 』
8万〜10万キロ走行時に、エンジンチェックランプが点灯する事がある。OBD2のチェッカーで確認すると触媒不良というのが検出される。JB64には第1触媒と、第2触媒というのがある。第1触媒が詰まりやすく、エンジンチェックが点灯する。その際、フェイルセーフ機能が働き、O2センサーの補正が効かなくなる。JB64の燃調制御は補正命。その補正が効かなくなる事で、様々な走行条件に対応できなくなる。触媒の詰まりは走りにも直結する。エンジンチェックランプが点灯し、触媒不良が出た時は、速やかに第1触媒とO2センサーの交換を行うことを勧める。これも、筆者のJB64で起こった事。かなり高価なパーツだが、変えないと戻らない。




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HYPER REV(ハイパーレブ) Vol.288 スズキ・ジムニー&ジムニーシエラ&ジムニーノマド No.17より



