業界人コラム 攻撃ヘリは時代遅れなのか? ドローン時代に適応した新たな能力に生き残りをかける【写真・2枚目】 陸上自衛隊の主力攻撃ヘリ、AH-1Sコブラ。1981年から90機が調達されたが、老朽化などのため現在は40機程度まで数を減らし、部隊数も徐々に減少傾向にあった。このまま消えゆく運命にあるのだろうか?(写真/筆者) 陸上自衛隊がAH-1Sの後継として導入するつもりだったAH-64Dアパッチ。費用の高騰などからわずか13機で調達打ち切りとなり、AH-1S後継問題は宙に浮いた状態が続いていた(写真/陸上自衛隊) ロシア軍の攻撃ヘリKa-52アリゲーター。2022年だけで少なくとも29機、現在までに60機以上が喪失したと見られている。この損耗については、ロシア軍パイロットの練度の低さや、ミサイル防御システムの性能の低さを指摘する声もある(写真/Ministry of Defence of the Russian Federation) 中東地域での訓練で、LEの一種であるスパイクNLOSのランチャーを搭載したAH-64と、発射の瞬間(写真/アメリカ陸軍) AH-64から発射されるスパイクNLOS。スパイクは、イスラエルのラファエル社の対戦車ミサイル・シリーズであり、NLOSは「Non Line Of Sight(非・見通し線)」を意味する。同社はさらにドローンに近い能力を備えた「L-スパイク4X」を今年10月に発表している(画像/ラファエル) スパイクNLOSのシミュレーターより、操作画面と操作用ジョイスティック。筆者も体験させてもらったが、データリンクによりミサイルからのリアルタイム画像が表示され、指先の操作で目標の切り替えなどを行なうことができた(写真/筆者) この画像の記事を読む