カローラ史の新たな転換点

初代カローラは1966年に登場。1974年には車名別世界生産台数1位に輝くなど、トヨタブランドの代名詞的存在として59年間君臨している。そして、第12世代となる現行型は2018年に登場している。

JMSで公開されたカローラコンセプトには誰もが驚かされただろう。
次期型を示唆するそのフロントエンドには、最新のハンマーヘッドデザインを採用、それをLEDライトバーで繋ぎ、バンパーに縦基調のインジケーターを配置している。
また、ロー&ワイドなボディシルエットは、これまでのカローラのイメージを払拭、まるでイタリアンスーパーカーのようだ。
キャビン内には4シーターを配置。
コクピットには、ドライバーが運転に集中できるようシンプルなワイドディスプレイを装備、また、後部座席もかなり余裕があり、穏やかなライティングシステムで快適なドライブを実現してくれそうだ。
また、「オンデバイス音声認識」が期待できる。
これはAI技術と連携した次世代インフォテイメントシステムで、インターネット接続を必要としないシステムだ。
JMSでは、「バッテリーEVでも、プラグインでも、ハイブリッドでも、エンジン車でも。動力がなんであれ、みんなが乗りたくなるかっこいいクルマにしよう!」というコンセプトが伝えられたが、量産型では、2024年のトヨタ、マツダ、スバルによる「マルチパスウェイ・ワークショップ」で公開されたエンジンの一つ、1.5リットル直列4気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドが予想される。
既存1.5リットル直列3気筒エンジンより体積が10%、全高が10%低減することで、ノーズを下げたスポーティなフロントエンドが実現、空力性能が向上することで燃費もアップ。
また、1.5リットル直列4気筒+電気モーターの、より強力なPHEVがラインナップ期待できるが、最新情報では、EVは少なくとも発売同時には導入されないようだ。
気になる発売時期だが、すでに量産型の準備に入っている可能性もあり、最速で2026年11月という情報も入っている。
また、価格だが、現行カローラセダンのエントリーモデル「X」が2,279,200円から2,370,000円程度に値上げされると予想され、PHEVを除いて、現行価格を大きく逸脱することはないということだ。














