一般的なタイヤとは異なるバン・商用車のタイヤ選び

「おしゃれは足元から」という言葉があるように、クルマのドレスアップにおいても足元を彩るホイールは基本とされている。ホイールには、そのクルマのカスタムの方向性を決定づけるほどのポテンシャルがあるからだが、それに比べるとタイヤにはどこか添え物といったイメージが付きまとう。

一方で、バン・商用車においては、タイヤ選びもホイール選びに匹敵するほどの重要度を秘めている。なぜならバンタイヤには「LT」や「C」という規格があり、その構造を踏まえた上で求めるサイズやデザイン、機能などを選ばなければならないからだ。一般的なドレスアップ用タイヤと比べると選択肢は限られるが、バンタイヤには「重い荷物を安全に運ぶための頑丈さ」が求められるので致し方ない部分もある。とはいえ選択肢が狭い分、タイヤ同士の比較検討がしやすいので、準備期間にじっくりと吟味する余地があるのは大きなメリットだ。

「近年はホワイトレターやトレッドデザインなど、ルックスにも機能性にもこだわったものが揃っています。種類こそ多くはありませんが、選びがいはかつてより確実に増していると思います」。

そう口にするのは、タイヤ&ホイール館フジ スペシャルブランド千葉穴川店の磯崎さん。さまざまなタイヤを通してユーザーと向き合ってきたプロのアドバイスを参考にしながら、〝マイベストバンタイヤ〟を見つけてほしい。

磯崎マネージャー ハイエースに最適なタイヤ選びをアドバイスしてくれた磯崎さん。

インチごとの特徴選ぶべきユーザー層


ドレスアップ用として展開されているバンタイヤの、主なサイズラインアップは15〜18インチ。それぞれに履く意味や選ぶべきユーザーが存在するので、ハマるものをバチッと選びたいところ。今回は4つのサイズを3つのカテゴリーに分けて解説していこう。

15インチ 純正と同サイズ(195/80)ということもあり、見た目を変えながらも操作性やコストをキープしやすい。ビジネスユースの比率が大きい場合はここから入ることも検討を。
16&17インチ 走りと見た目のバランスが取れた、ドレスアップバンで最も人気が高いゾーン。今回紹介する4モデルを始め選択肢が豊富なので、選びやすさというメリットもある。
18インチ 偏平率が下がってホイールの存在感が増してくるため、スタイルアップが一気に進む。イベントに参加するなど、カスタムにより前向きなユーザーの支持を集める。
タイヤ&ホイール館 フジ スペシャルブランド 千葉穴川店
京葉道路・穴川I.C.のほど近く、国道16号線沿いに位置しアクセス抜群の千葉穴川店。2025年10月3日にリニューアルオープンを果たし、ホイールやタイヤの展示品や在庫の規模を拡大し実物を見てもらいやすくするなど、さらにユーザーのメリットを広げた。

住所:千葉県千葉市稲毛区園生町444-10
電話:043-253-5550
営業時間:11:00~19:30(平日)、10:00~18:30(土曜日・日曜日・祝日)
店休日:無休

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STYLE RV(スタイルRV) Vol.186 トヨタ ハイエース No.41より