トヨタモーターヨーロッパ（TME）は、トヨタモーターマニュファクチャリングチェコ（TMMCZ）において新型「アイゴ X ハイブリッド」の生産を開始したことを発表した。アイゴの生産は20年前の2005年2月に開始された。2021年に登場したアイゴXはクロスオーバーを彷彿させるデザインへの転換を象徴し、現在までに36万5000台以上が生産されている。
Aセグ初のフルハイブリッド、欧州で最も手頃な価格のトヨタ車
欧州で最も手頃な価格のトヨタ車であるアイゴ X ハイブリッドは、Aセグメント初のフルハイブリッド車としてデビュー。市場で非プラグイン車中最低のCO2排出量を実現し、ハイブリッド技術をこれまで以上に身近なものにする。今回の投入により、トヨタは欧州の全主要車種セグメントで電動化オプションを提供することとなった。
新型「アイゴ X Hybrid」はチェコ・コリンにあるTMMCZ工場で生産される。同工場では新素材の採用、工程・物流の効率化により環境負荷をさらに低減。従業員約3,200名、部品の65％を現地調達するTMMCZは、2022年の操業開始以来「アイゴ」「アイゴ X」「ヤリス」を含むトヨタ車230万台以上を生産している。同工場は将来のバッテリー式電気自動車（BEV）生産にも備えており、トヨタのカーボンニュートラルに向けた複数経路戦略を強化している。
