約750万平米の広大な敷地は、フル稼働で年間 30GWh の生産を創出する。この工場は、拡大を続けるトヨタの電動車ラインナップに必要なリチウムイオン電池の開発・生産の拠点となる。この最新鋭の工場には、ハイブリッド車(HEV)、バッテリー式電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)に対応する 14 の電池生産ラインが設置され、トヨタにとって歴史的な投資となり、ノースカロライナ州に多大な経済効果をもたらすことになる。
トヨタ・ノースカロライナで組み立てられるバッテリーは、カムリ HEV、カローラクロス HEV、RAV4 HEV、およびまだ発表されていない 3列シートの完全電気自動車(BEV)に搭載される予定とされる。これは、トヨタが米国で生産する初の BEV となる。現在、この工場は、トヨタ・ケンタッキーおよびアラバマ州のマツダ・トヨタ・マニュファクチャリングの両社に HEV モジュールを出荷している。トヨタノースカロライナ工場では2030年までに追加生産ラインの稼働を予定。新施設の完成後は単なる職場ではなく、従業員向け保育施設・薬局・診療所・フィットネスセンターなど多様なアメニティを備えた活気あるコミュニティとなる。

電動化車両のパイオニアであるトヨタは、2000年以降、米国でハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車、バッテリー式電気自動車を累計660万台以上を販売。現在、米国では11車種のHEV(ハイブリッド車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)を組み立てており、これは炭素排出量削減への取り組みと「販売する場所で生産する」という企業理念の一環である。