もし実現すれば、BMW M3ツーリングに匹敵する唯一のクルマになる!?

マツダはジャパンモビリティショー2025にて、2台のコンセプトカーを公開たが、特に目を引いたのは、最高出力510PSを発揮する、プラグインハイブリッドロータリーターボエンジンを搭載した、「VISION X-COUPE(ビジョン・クロスクーペ」だ。

マツダ ビジョン・クロスクーペ ワゴン 予想CG

提携するSugar Designが制作した予想CGは、このコンセプトカーからインスピレーションを得た、迫力あるワゴンバージョンが完成している。

マツダ ビジョン・クロスクーペ ワゴン 予想CG

同デザイナーは、マツダがこのクーペをさらに進化させた、マツダ6ワゴンの後継モデルを想像したという。

マツダ6は、フラッグシップ・セダン/ワゴンとして販売されていたが、2024年4月に生産終了となった。事実上の後継モデルとして、中国の長安汽車との提携により誕生した電気自動車のマツダ6eに引き継がれ、ヨーロッパ、中国、オーストラリアなど一部の市場で販売されているが、日本市場導入は未定だ。また、ワゴン車はまだラインナップに加わっていない。

これまでマツダ6eをベースとした予想CGは制作されてきたが、今回初めてビジョン・クロスクーペをインスピレーションの源とした。これがもし実現すれば、BMW M3ツーリングに匹敵する唯一のクルマになるかもしれない。

完成したCGは、マツダ6eベースよりワゴンモデルに非常に合っている。ビジョン・クロスクーペは全長×全幅×全高5050mm×1995mm×1480mmというスペックで、全長は十分に長いため、リアのルーフラインを少し上げるだけで、クーペ風セダンから簡単にスタイルを変えることができる。

ビジョン・クロスクーペのハイブリッドシステムは、ターボチャージャー付きロータリーエンジンと電気モーター、小型バッテリーパックを組み合わせ、最高出力510PSと最大160 kmの電気走行距離を実現する。

かつて輝きを放ったアテンザワゴンは電動ロータリーとして復活するのか、大いに期待したい。