貼る場所に合わせて両面テープを賢くセレクト

クルマのDIYに欠かせないアイテムのひとつが両面テープ。電装機器の取り付けや配線の取り回し、小物やドレスアップパーツの取り付け等々、その活用範囲は多岐にのぼる。しかしながらDIYビギナーにとっては「貼ってもすぐに剥がれてしまう」「テープの種類がいっぱいあってよく分からない」など、けっこう鬼門のアイテムなのだ。

まず両面テープの選び方だが“超強力”とうたっているからと、何でも強力に貼り付くと思ったら大間違い。たとえばダッシュボードとガラス面では、素材も表面の状態もまったく異なる。それぞれに合った両面テープを使わないと、簡単に剥がれてしまうというわけだ。

エーモンの『両面テープ』シリーズでは、それぞれのパッケージ表面に車内用・車外用・ゴム用など使用できる場所とスマホホルダーなど具体的な取り付けアイテムを明記。ビギナーでも選びやすくなっているのだ。

車内のダッシュボードにスマホホルダーなどを固定する際には、エーモン『超強力両面テープ 車内用 No.3971(実勢価格:620円前後/税込)』がオススメ。柔らかな基材でダッシュボードのシボ面にしっかり馴染むのだ。
高温にさらされやすいフロントウインドウにドラレコを取り付ける際には、耐熱性に優れるエーモン『超強力両面テープ 耐熱 No.3983(実勢価格:460円前後/税込)』。平面タイプでカットしやすく、貼り付けやすい。
バイザーの取り付けや補修にはエーモン『超強力両面テープ 透明 No.3929(実勢価格:1400円前後/税込)』がマッチ。透明で目立たず取り付けることができ、耐候性や振動吸収性にも優れる。
ウェザーストリップやゴムモールなどの取り付け・補修にはエーモン『超強力両面テープ ゴム用 No.3932(実勢価格:450円前後/税込)』を使用。ゴム素材にしっかり密着する特殊粘着剤を使用し、金属面や樹脂パーツにもしっかり接着できる。

貼り付ける面の事前処理で強力貼り付けを実現!

両面テープやシールを貼る前の表面処理も重要なポイント。汚れはもちろんだが油膜や油脂もしっかり落とす必要があるのだ。クリーナーなどで汚れを落とすのはもちろん、専用の接着促進剤で処理するのが最適だが、塗装面などを侵す場合もあるので使用する際は要注意。

そして両面テープを貼り付ける際の注意ポイントとしては接着面に皮脂が付かないよう両脇を持って、接着する面に貼り付けること。両面テープを貼り付けたら、接着面の空気を押し出すように指などでしっかり密着させると、より接着強度が増すのだ。また貼り付け直後に負荷が掛かると接着面の

ポリプロピレン(PP)など両面テープが接着しづらい素材でも塗るだけで貼り付きやすくなる接着促進剤配合のエーモン『バックプライマー No.3940(実勢価格:400円前後/税込)』。使い方は汚れを落とした後、貼り付ける面に塗り込むだけ。ただし揮発性の高い溶剤が含まれており、使用する際はしっかり換気すること。また塗装面やメッキ面を侵す恐れもあるので、目立たない個所で試用すること。
両面テープを必要なサイズにカットする際、普通のハサミだとノリが刃面に付着する恐れがあるが、エーモン『両面テープ用はさみ No.1699(実勢価格:600円前後/税込)』なら、刃面にフッ素コート加工が施されているのでベタつくことがない。

キレイに剥がすにはちょっとしたコツと根気が必要

両面テープやシールを剥がす際には、ノリが貼り付け面に残らないよう、浅い角度で引っぱりながら徐々に剥がすのがベスト。また、経年劣化で固着したノリはかなり頑固なので、スクレーパーを使用するのもお勧めだが、専用のはがし剤も有効だ。

古くて固着した両面テープやシールを剥がす際に有効なのが、エーモン『両面テープはがし剤 No.1691(実勢価格:780円前後/税込)』。主成分は天然オレンジオイルで環境にも優しい。
貼り付け面から垂直に剥がすのではなく、浅い角度で徐々に剥がしていくのがポイント。ある程度剥がせたら、すき間からはがし剤を数滴垂らして数十分ほど放置。これを繰り返せば、キレイに剥がせるはず。