近年、スーパーカーブランドがこぞってSUVを発売しているが、この大人気市場に参入しない最後の超高級ブランドと言われたブガッティが、いよいよ新型SUV開発をスタートさせたという噂がまたまた浮上している。

ブガッティ SUV 予想CG

トヨタRAV4が、乗用車のような快適性と通常のSUVの実用性を兼ね備えたクロスオーバーSUVの時代を告げて以来、自動車業界は大きく様変わりし、富裕層であろうと一般層であろうと、SUVはあらゆる人々を魅了してきた。

ブガッティ SUV 予想CG

そして今では、トヨタ・アイゴX(アイゴクロス/日本未導入)など、コンパクトセグメントにもクロスオーバーSUVが存在する。一方、アストンマーティンDBXを始め、ベントレー・ベンテイガ、フェラーリ・プロサングエ、ランボルギーニ・ウルス、ロールスロイス・カリナンといった超高級スーパーSUVも存在している。

この超高級ブランドで、現在SUVをラインアップに持たないのが、マクラーレンとブガッティと言われている。しかし、マクラーレンは、先日報じたように、年内にクロスオーバーのプロトタイプを発表する可能性があり、それが実現すれば、ブガッティはSUV市場に参入しない、最後の超高級ブランドとなる。

しかし最新情報では、ブガッティもSUV市場に参戦する意向を持っており、そのSUVは限定シリーズ、あるいはワンオフモデルが検討されているという。

今回、予想CGを提供してくれたのはデザイン工房のLS DESIGN S.r.l.社。そのフロントエンドには、ブランド特有の馬蹄形のフロントグリルを装備、後ろへ大きく流れる斬新なLEDデイタイムランニングライトを備えている。

リヤセクションでは、ガラスルーフから伸びるスポーティなルーフスポイラーを装着、全幅LEDテールライトバー、アグレッシブに縦に積み重ねられたクワッドエキゾーストパイプがインストールされている。

予想されるパワートレインは、8.3L V16エンジンに前輪側2つと後輪側1つの最高出力800psの電気モーターで、合計出力1800psを発揮。8速DCTのトランスミッションと組み合わされ、0-100km/h加速2.2秒、最高速度400km/mに達するとも噂されている。