米国で創業したズークスは、より良いモビリティ体験を提供するために、既存の車両を改造するのではなくロボタクシー専用に設計された車両を開発している。2025年6月にはカリフォルニア州ヘイワードに、ロボタクシーを量産するための初の生産施設が開設された。また、同年9月には、ラスベガスでロボタクシーによる配車サービスが開始され、これによりズークスは、専用設計のロボタクシーによる完全自動運転の配車サービスを提供する史上初の企業となった。
パナソニック エナジーの2170セルは、高いエネルギー密度、安全性、信頼性を兼ね備えており、ズークスの高性能ロボタクシーにとって不可欠な電池となる。市場において数多くの電気自動車(EV)で実証された安全性を誇る当社の円筒形セルは、ズークスのロボタクシーが安全な乗車体験を提供できるよう支援する。2025年9月末時点で、パナソニック エナジーはグローバルでEV約400万台分に相当する累計約200億個の車載用円筒形リチウムイオン電池を供給しているが、これまで同社の電池に起因する車両リコールは一件も発生しておらず、高品質で信頼性の高い電池セルとしての評価が裏付けられている。今回供給するセルは、初期は日本で生産され、将来的にはパナソニック エナジーのカンザス工場でも生産される計画とされる。
