「MITRA」や「モビリティ連携基盤」が体感できるデモンストレーションを実施

今回のスズキブースでは、多目的電動台車「MITRA」の展示とパートナー企業の活用例紹介や、自動運転電動台車「Blanc Robot(ブランクロボット)」、次世代モビリティインフラシステムである「モビリティ連携基盤」を展示。
また、「MITRA」「モビリティ連携基盤」が体感できるデモンストレーションを実施する。

スズキは、自社のモビリティ技術の活用やパートナー企業との協業を通じて、働く現場の最適化や人手不足などの社会課題の解決に取り組んでいく。

MITRA:多目的電動台車
多様なロボットの足まわりとして活用できることを目指した開発中の電動ユニット。
この「MITRA」にパートナーとなる企業が自律走行やAIなどの技術を組み合わせることで、物流や農業、土木建設など、様々な分野でロボットによる課題解決ができるよう、パートナー企業とともに取り組む。
ブース内では、悪路コースを難なく走破する試作機の走行を披露。
また、パートナー企業との取り組み内容や実機を紹介し、多彩なロボットたちの仕様や特長を紹介する。

MITRA活用例

Minervα
東海旅客鉄道株式会社
リニア設備検査ロボット
提供:JR東海/デザイン:solve株式会社 代表取締役 森澤有人
作物生育モニタリング
オムロン株式会社
果樹園での作物センシングロボット
自走式LED情報パネル
大日本印刷株式会社
西尾レントオール株式会社
工事従事者を危険から守る情報表示ロボット
LM-A
LOMBY株式会社
自動配送ロボット
AEX-10
株式会社UACJ
製造現場の重量物搬送を自動化する自律走行型搬送ロボット
サウザースティック for MITRA
株式会社Doog
追従と操縦のみのシンプル操作を実現するMITRA用アタッチメント
YAMAZEN AMR
株式会社山善
悪路搬送・屋外搬送を可能にする牽引型AMR

Blanc Robot:新世代自律型ロボットプラットフォーム

過酷環境対応モデル
現場配送モデル

「Blanc Robot」は、物流・農業・工場搬送・建設現場などの課題解決を目指して開発された新世代ロボットプラットフォーム。
スズキとApplied EVの協力により、EVアーキテクチャを基盤に、柔軟なモジュール構成と高い耐久性を実現した。
ジムニー・ノマドのラダーフレームを採用し、過酷な環境下でも安定した走行性能を発揮する。

ブース内では、以下の2モデルを紹介。

1.過酷環境対応モデル:鉱山など高リスク現場向けに、視認性強化や安全装備を搭載。
2.現場配送モデル:カスタマイズ可能な配送ポッドを備え、物流や搬送用途に対応。

「Blanc Robot」は、自律走行技術やAI、通信システムとの統合により、産業現場に最適なロボットソリューションを提供する。

モビリティ連携基盤:リアルタイム動的空間データ連携基盤/インフラ管制自動走行システム

株式会社ハイパーデジタルツインと共同開発しているリアルタイム空間データを活用する次世代モビリティインフラシステム。空間で発生する事象を瞬時かつ正確にデータ化し、認知・判断をインフラ側で制御することで、従来にないインフラ管制型自動走行を実現する。さらに、事象を的確に捉える空間データ基盤として、現場課題の解決に直結する多彩な機能を備えている。ブース内では、自動走行のデモンストレーションや映像を通じて、最新技術を紹介する。

2025国際ロボット展