4.0L V8ツインターボは最高出力820psへと向上

ドイツのチューナーマンソリーは、メルセデス・ベンツ「Gクラス」にカーボンファイバーを大胆に露出させた「Grande Entrée」(グランデ・アントレ)エディションを発表した。

マットホワイトの塗装が、Mansoryの特徴であるカーボンボディパネルと鮮やかなコントラストを織りなす。

マンソリー メルセデス Gクラス グランデ・アントレ

工場出荷時の限界をはるかに超えるチューニングが施されたメルセデス・ベンツGクラスをお探しなら、選択肢は豊富に存在する。しかし、もし極端に過激な一台をお探しなら、マンソリーをおいて他にはないだろう。Grande Entréeと呼ばれるこのモデルは、その中でも最もドラマチックな最新モデルと言えそうだ。

今回は、マンソリーの基準からすると、マットホワイトの塗装は比較的控えめだが、カーボンファイバー製のパーツメインに使用している。

マンソリー メルセデス Gクラス グランデ・アントレ

まずフロントは、新しいバンパー、グリル、ボンネットがカーボンファイバーの露出仕上げで仕上げられている。ホイールアーチ、ドアミラー、ルーフ、ドアハンドル、リアバンパー、リアウィングにも、特に興味深いチェッカーボード模様が施された同じカーボンファイバーが使用されている。

そして、このGクラスをさらにドラマチックに演出するため、マンソリーはロールスロイス風のスーサイドドアをリアに装備した。

インテリアは、シート、ドアパネル、ダッシュボード、ステアリングホイール、そしてフロアマットに至るまで、ほとんどの部分が洗練されたホワイトレザーで仕上げられている。また、鮮やかなブルーのレザーをふんだんに使用し、エアベントや重要なボタン、スイッチ類もすべてブルーで仕上げられているほか、ペダルとセンターコンソールにはブルーのダイヤモンドパターンが施され、エンジンスタート/ストップボタンはヘッドライナーに移動された。

仕上げはエンジンアップグレードで、4.0リットルV8ツインターボエンジンは最高出力820ps、最大トルク150Nmへと向上させている。

2025年型G63をベースにしたグランデ・アントレは、世界限定わずか8台で発売される。