JDMをベースに中国テイストを織り交ぜた独自のカスタムカルチャー!

マニアックなユーザーカーをピックアップ形式で紹介

ストリート系カスタムで埋め尽くされた別館には、300台以上の個人所有車両が並ぶ。シビック、マークX、86に加え、シルビアやツアラーVなど日本の旧車系も多い。特徴的なのは、日本製のアフターパーツを本物のまま装着する傾向が強い点。チーム単位の出展も多く、JDMスタイルがしっかり定着している印象だった。

SSRマークⅢを履いたファミリア(海外名323)は日本でも珍しい組み合わせ。隣のNCロードスターのボルクレーシング グループCウルトラはさらに希少だ。

T&EのVERTEX・RIDGEにアドバンレーシングホイールを合わせたワイド仕様のS15シルビア。のぼりを見る限りホイールショップの展示車と思われる。

トップシークレットV12スープラのレプリカ仕様も参加。中国現地でもチューニングカルチャーの象徴的存在として認知されている様子がうかがえた。

日本でもメジャーな痛車も会場内にチラホラ。ラッピングのレベルも日本と遜色無い美しさを誇っていた。

日本のカーショーにいても評価が高そうな2台。Z33のカラーリングはもちろん、あえてルーフキャリアを備えた86のの存在感は抜群。スポーツクーペらしい車高&ツラにも好感がもてる。

JZX100ツアラーVの集団は香港からの遠征組。エアロ&ホイールチョイスはまんま日本のドリ車だ。日本の車検ステッカーやショップステッカーが残っていたのは買ったままの状態をキープしているのかも!?

メイン会場と別館をつなぐ通路では、インターネットカーメディア「Yes DG」がAIT協力のもとカーショーを開催。ここではシビックの展示台数が圧倒的で、次にマークXが多い。インチアップや極端なシャコタンツライチのいわゆる“スタンス系”のブームは日本やアメリカのカルチャーからはじまり、いまや上海や香港から中国全土に広まっているもよう。

シビックはFC1、FK7、FL系などがメインでエアサス19インチの超シャコタンツライチも多い。コンパクトカーではなく「VIP」のような堂々たる佇まいは日本ではあまり見ない光景。

手前はFL1シビックセダンでそのとなりは中国上海汽車の傘下に入ったMGが販売するMG6セダン。19インチエアサスのいわゆるスタンス系チームだ。チームのノボリを立てたり、お揃いのナンバープレートカバーを装着したりと、そのノリは日本のドレスアップカーシーンをお手本にしているのだろう。

ランエボやセリカなど4WD日本車の人気も高い。GR86&無印86のとなりはアルトワークスだ。

香港で発行されていたというカー雑誌「OPTION FUNS」なる中古本を展示していた若者たち。日本人の取材班に驚きつつも歓迎してくれた。

車高の低さを競うカーリンボー大会も。クリアした者は雄叫びのように空ぶかしをカマす。MCの盛り上げも巧みで取り囲むギャラリーも熱狂していた。マフラーサウンドとドレスアップの迫力の両方をアピールするイベントといえる。

中国のカスタムシーンは、JDMを下地にしながらも独自の価値観とスケール感で発展している。その勢いは、既存のトレンドを追う段階を超え、地域ごとの解釈を踏まえた“新しいJDMの姿”として形になりつつあるように見えた。AITは、そんな現地カルチャーの現在地を知るうえで貴重なイベントであり、アジア圏でのチューニング文化の広がりをあらためて実感させてくれる場だった。

開催概要
ALL IN TUNIG 2025
開催日時:10月17日-19日
開催会場:中国広東現代国際展覧中心(広東省東莞市)
主催:雅森国際

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