AWDを採用、システム最高出力はbZ4Xより強力な380psを発揮
トヨタは、今年5月15日に「bZ4Xツーリング」を発表、日本発売は2026年春頃とアナウンスされていたが、具体的に4月に発売される方向で調整されているという情報を入手した。

bZ4Xツーリングは、その名の通り、bZ4Xをベースに開発されたツーリングワゴンで、北米では「bZ Woodland」として発売される。BEVモデルはコンパクトとクロスオーバーSUVに人気が集中しているなか、トヨタ渾身の挑戦モデルと言えるだろう。

ボディサイズは、全長4,830mm×全幅1,860mm×全高1,620mm、ホイールベース2,850mmとなっており、bZ4Xの全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,650mm、ホイールベース2,850mmと比較すると、ホイールベースは同じのまま、全長が140mmストレッチ、全高は30mm低いボディスタイルとなっているほか、最低地上高は210mmと高めに設定されている。
また、荷室容量は850LとbZ4Xの452Lから大幅に向上、ルーフレールやブラックフェンダーを装備し、アウトドア志向の顧客にアピールする。
キャビンには、14インチ大型インフォテインメントディスプレイ、デュアルワイヤレス充電を標準装備し、プレミアムパッケージでは、JBLプレミアムオーディオも提供される。
パワートレーンは、AWDを採用、システム最高出力はbZ4Xより強力な380psを発揮、「X-MODE」システムにより、あらゆる走行に対応。また、0-96km/h加速4.5秒で走り抜ける。さらに、74.7kWhバッテリーを積み、フル充電による航続は最大260マイル(約418km)、急速充電を使用すれば、約30分で10%〜80%まで充電が可能となっている。
トヨタ初のBEVツーリングの日本発売は、2026年3月という予想もあったが、最新情報では、4月が有力とのことだ。また、気になる価格だが、bZ4Xの480万円〜600万円より高額になることは確実視され、720万円程度と予想される。
低迷するBEV市場の起爆剤となるか、トヨタの新たな挑戦に注目が集まる。












