現行CT125ハンターカブであるJA65にはギアポジションメーターがオプション設定されている。

ホンダCT125ハンターカブが発売されたのが2020年6月のこと。発売以来大人気が続いており、スーパーカブ系ブームの頂点に立った印象が強い。2022年には最新の排出ガス規制に適合させるため、新しいエンジンを積んだJA65へモデルチェンジする。さらにJA65は2024年12月発売の現行モデルから、純正アクセサリーにクロック&ギアポジションメーターが新設定された。長らくユーザーから商品化の声が大きかったギアポジションメーターなので、ようやくといった印象もあった。走りも楽しめるCT125ハンターカブだけに必須の装備とも言えた。

初期型JA55用にキタコが開発した製品を装着してみよう。

そのためJA65なら今からでもギアポジションメーターを追加することができるが、2022年までの初期型であるJA55には装着することができない。初期型に乗っているライダーが不満に思うポイントだが、何も純正にこだわる必要はない。パーツメーカーであるキタコからJA55専用のギアポジションインジケーターが発売されているのだ。

装着したイメージ。ギアポジションだけでなくバー式タコメーターも装備されている。

ちなみに純正アクセサリーのクロック&ギアポジションメーターのお値段は税込で2万6862円。キタコ製だと同じ税込で2万2000円だから4千円以上も安価な点もうれしいところ。多少電気系の知識が必要になるしサービスマニュアルが欲しいところだが、製品を自ら装着すれば工賃も不要。できるだけ自分でやってみたいという人も多いことだろう。そこでユーチューブで無料動画を配信している「モトチャンプTV」のコンテンツから「キタコのギヤポジションインジケーターが超優秀です!」という動画をダイジェストにまとめて装着手順を紹介したい。

カウル類を取り外す

製品の装着には車体左側のカウル類を取り外す必要がある。そのためサービスマニュアルがあると確実で、無理に作業してカウルを破損させないようにしたいところ。キタコ製ギアポジションインジケーターにも取扱説明書とサービスマニュアルが付属しているので、熟読してから作業を始めよう。ここでは写真を追って順序を見ていただきたい。

装着するにはカウル類を外すことから始める。
シート下のセンターカバーを外したら左サイドカバーを外そう。
続いて左側のフレームカバーを取り外す。
カウルを外したらフロントスプロケットカバーを外そう。

ギアポジションインジケーターの装着手順

スプロケットの上にあるギアポジションセンサーをキタコ製に交換する。

フロントスプロケットカバーを外すとスプロケの左上にギアポジションセンサーが存在することがわかる。これを外してキタコ製に変更しよう。ボルト1本を脱着するだけなので難しいことはない。

純正センサーについていたハーネスをキタコ製に差し替える。

続いてキットに付属する3つのハーネスのうち、ギアポジションハーネスBを先ほど交換したギアポジションセンサーに接続する。まずはカプラーだけ接続して脇から出ている1本のギボシは後ほど接続する。

同様にカプラーだけでなく単線も差し替える。

カプラーを接続したら脇から出ているギボシを純正の若葉/赤の線と接続する。右手で支えている黒いギボシのハーネスがそれだ。

キタコ製のハーネスを割り込ませるように純正ハーネスと接続する。

その次にエアクリーナー裏側から出ている青/黄の線を引き出し(写真上で赤丸で囲っているハーエス)ギボシを分離。そこへキットに付属しているピックアップハーネスBを接続して外したハーネスと接続させる。要するに新しいハーネスを割り込ませるのだ。

ヘッドライトを外してハーネスを分離させライトを保管しておく。

次にヘッドライトケースからヘッドライト本体を外す。ライトリムの下にあるボルトを抜いてライト上のツメを外すとランプ自体を外すことができる。次に右手で持っているライトハーネスをランプ本体から分離させる。

上に見える青いオプション用ハーネスにキタコ製ハーネスを接続する。

ヘッドライトケースの左上に青いオプション用ハーネスのギボシが見える。こことキットに付属している電源サブハーネスAを接続する。

電源サブハーネスAとピックアップハーネスBを接続する。

先ほど純正ハーネスに割り込ませたキット付属のピックアップハーネスBをヘッドライト裏まで引き、ライトケース内に差し込む。そして電源サブハーネスAと接続する。

純正メーターの左側へキタコ製ギアポジションインジケーターを両面テープで固定する。

ギアポジションインジケーターの本体を純正メーターの左に装着する。ギアポジションインジケーターにははじめから両面テープが貼ってあるので、上の養生部分を剥がして純正メーターに装着する。

最後にメーター本体から出るハーネスと先ほどキタコ製に入れ替えたハーネスを接続する。

最後にギアポジションインジケーターから出ているハーネスに先ほど差し替えた電源サブハーネスAとギアポジションハーネスBを接続する。当然、両ハーネスともにライトケース付近まで引いてこなければならない。方法はサービスマニュアルと取扱説明書に書かれているので、やはり熟読して作業を進めてほしい。自分では無理と判断したら迷わず整備工場やディーラーへ取り付けを依頼しよう。

走らせてみると便利さがよくわかる!

写真はシフトチェンジ中でギアポジションが表示されていないが、脇ではレッドゾーンが表示されシフトタイミングを教えてくれる。

ギアポジションインジケーターが装着されたキタコのデモ車で走ってみると、ギアが何速に入っているのかひと目でわかる。さらに純正ギアポジションセンサーと入れ替えているのでシフトチェンジすると瞬時にインジケーターに反映される。さらにこの製品にはタコメーターにシフトアップする回転数を任意で設定できる。設定した回転数に達するとタコメーターが赤く点滅するのでオーバーレブにも効果的。さらタコメーターとしての機能が使えなくなるものの、運転してきた時間を教えてくれる機能に切り替えることもできる。なかなか優れた製品であることを確認できた。