スズキDR-Z4SM……1,199,000円

Motor Fanをご覧の皆さん!初めまして!北向珠夕です。

父と兄の影響でバイクに乗るようになり、バイク歴4年、愛車はドラッグスター250ccです。

先日青森の実家に帰っていたんですが、流石に父と兄のバイクはもう冬眠してましたね(笑)

青森に比べたら、東京はまだまだ温かいくらいです。東京の良さは年中バイクに乗れることだと思っています(笑)

今年もあと少しだけどたくさん乗るぞ〜!

という事で、今回試乗させていただいたのはSUZUKIさんから新発売のDR-Z4SM!

この車体の色!可愛い!個人的には非常にどタイプな色なんです!

理由は水色が好きという本当に個人的な理由です(笑)

正式にはスカイグレーというカラーだそうで。街乗りに合いそうな素敵な色です。

ちなみにソリッドスペシャルホワイトとの2色展開。

DR-Z4SMは2003年に販売開始され、日本では2008年頃に販売終了していたDR-Z400SMに騒音などの規制を現代に対応させ、更に走行性能もアップさせたバイクです!

カテゴリで言うと“スーパーモトモデル”の分類になるみたいなんですが、スーパーモトモデルというのは舗装路と未舗装路(ダート)が混在するコースを走る「スーパーモト」と呼ばれる競技に使用される、またはその競技をモチーフとしたバイクの総称です。

なので、モトクロスバイクをベースにオンロード用の17インチホイールのタイヤを装着させることが主流だそうです!

次に気になる足つきは……

こんな感じで170cmの私ですこーし爪先立ちになるくらい!見た目の印象ではこんなにも足がつくと思っていなかったので、安心です! 普段、ドラックスターに乗っているので足がベタ付きじゃないだけでも少し不安を覚えてしまうのですが、車体が思っていたよりも軽く感じて、安定感を感じました。

そして今回のこのDR-Z4SM。何よりも驚いたのが電子制御システム!いかにも現代っぽい!

スズキ・インテリジェントライドシステム(S.I.R.S)と呼ばれるものなんですが、これが乗ってみて驚き…めちゃくちゃ楽しかったんです!

各モードでエンジンの出力が変わるらしいのですが……。

この日は生憎の雨で少々ビビりながら走り始めました。

まずはAモード。A⇨B⇨Cの順に出力特性が穏やかになっていきます。

Aモードはアクセルの回し始めからスムーズな発進で思いっきり回して、時速70kmくらいでもコントロールが効いて、雨が降っているのに、全く滑りを感じませんでした。

楽しくなっちゃって、結構スピードを出してしまいました…!でもサーキット内ですからね!

そしてCモード。エンジン出力が一番穏やかなモードですね。

こちらは走り出しやカーブを曲がる際の低速でも、もたつくことなく走ることができました!

アクセルを回し過ぎたとしても、ガッとスピードが上がることはないので、安心して回せます。

間のBモードはAとBの良いとこ取りで、安定した速度で走りたい街乗りや高速道路なんかにピッタリなんじゃないかなと思いました!

モードを変えて走ることができるバイクを普段乗る事もないし、サーキットを走るのも初めてだったので、雨なんか気にせず、途中から夢中になって走りまくりました!

あと、個人的に運転しやすかったポイントが

このフットギアの位置です! 以前オフロード系のバイクに乗った時に、ギア上手く変えることができなくて…。足が詰まっちゃって、ずっと一速からギアを上げれず、気付かぬうちにニュートラルになって、転けたことがありました……。

ですが、DR-Z400SMはギアの位置がすごくちょうど良くて走行中にギアチェンジでもたつくことは一度もなく、走りに集中できましたね。

電子制御システムでエンジンの出力特性を変えるって、初心者にはそもそも意味が分からない技術です……。自分のアクセルの回し具合でしかスピードを変えられないのがバイクだと思っていたのですが、電子制御システムがあるだけで、事故や転倒が防げると思うと素晴らしい機能だなと思います!

ちなみにシステムのモード変更も手元でポチポチとボタンを押すだけで変えられるので安全。表示されるパネルも見やすい白黒LCD液晶なので、雨の中でも見やすかったです。

直線はしっかりと速度をあげ、コーナーは落として曲がる。

これを繰り返していたら、もう自分が運転が上手くなったのかと錯覚してしまうくらいDR-Z4SMの技術が半端なかったです。

最後の方は調子乗って、お尻で体重移動させてレーサーみたいに…!と思ってんですが、上がりの写真を見ると、全然できていない……(笑)

そりゃそうです……。走行姿勢まではバイク技術で変えられませんからね。日々鍛錬します(笑)

ですが、そのおかげで気づいたこともありました。

このシートの横幅の細さ!でもその細さのおかげでニーグリップがしやすくて、めちゃくちゃ安定して体重移動ができたんです!

ニーグリップがしやすいというか、意識せずとも勝手に気づいたらニーグリップしていたんでしょうね。

これもまたSUZUKIさんの技術だと思うと感無量です。

初めてのサーキットでこんなに楽しいバイクに乗れたなんて、とても良い経験になりました!

ということで今回はSUZUKIさんから新発売のDR-Z4SMというバイクを試乗させていただきました!

街乗りにもぴったりで好奇心をくすぐられるバイクだったなぁと今もこの記事を書きながらまた乗りたくてウズウズしています!

でも、出来れば今度は晴れのサーキッドがいいなぁ!(笑)皆さんもDR-Z4SM気になる方は乗ってみてください!

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

主要諸元

車名:DR-Z4SM
型式:8BL-ER1AH
全長×全幅×全高:2195mm×885mm×1190mm
軸間距離:1465mm
最低地上高:260mm
シート高:890mm
キャスター/トレール:26°30′/95mm
エンジン形式:水冷4ストローク単気筒
弁形式:DOHC4バルブ
総排気量:398cc
内径×行程:90mm×62.6mm
圧縮比:11.1
最高出力:28kW(38ps)/8000rpm
最大トルク:37N・m(3.8kgf・m)/6500rpm
始動方式:セルフスターター
点火方式:フルトランジスタ
潤滑方式:圧送式ドライサンプ
燃料供給方式:フューエルインジェクション
トランスミッション形式:常時噛合式5段リターン
クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング
ギヤ・レシオ
 1速:2.285
 2速:1.733
 3速:1.375
 4速:1.090
 5速:0.863
1・2次減速比:2.960・2.733
フレーム形式:セミダブルクレードル
懸架方式前:テレスコピック倒立式φ46mm
懸架方式後:リンク式モノショック
タイヤサイズ前:120/70R17
タイヤサイズ後:140/70R17
ブレーキ形式前:油圧式シングルディスク
ブレーキ形式後:油圧式シングルディスク
車両重量:154kg
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:8.7L
乗車定員:2名
燃料消費率国交省届出値:36.1km/L(2名乗車時)
燃料消費率WMTCモード値・クラス3-1:28.8km/L(1名乗車時)