前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2025年12月7日〜14日に発表されたニュースを紹介する。

伝統と現代性が結実したカワサキ250ccレトロスポーツの快挙

株式会社カワサキモータースジャパンが展開する「W230/MEGURO S1」が、2025年12月10日に開催された第8回 日本バイクオブザイヤー2025において、軽二輪部門 最優秀金賞を受賞した。カワサキの250ccクラスモデルとしては初となる同部門最優秀金賞の獲得であり、長い歴史を持つブランドの哲学が、現代の軽二輪市場で高く評価された結果といえる。同アワードではこのほか、小型二輪部門で「Ninja 1100SX SE」、電動部門で「Ninja 7 Hybrid/Z7 Hybrid」がそれぞれ金賞を受賞し、内燃機関からハイブリッドまで幅広い領域におけるカワサキの存在感を強く印象づけた。

日本バイクオブザイヤーは、バイク文化の確立と市場活性化を目的に2018年に創設されたアワードで、一般ユーザーによるWEB投票と選考委員会の審査結果を合算して各賞が決定される。人気や機能性、デザイン性といった複合的な視点で評価されるこの賞において、W230/MEGURO S1が最優秀金賞に選ばれたことは、単なる話題性ではなく、製品としての完成度と思想が広く支持された証明でもある。

W230は、1960年代に誕生し、日本の二輪史に深く刻まれてきた「カワサキW」の系譜を、より身近なクラスで体現するモデルだ。232cm³の空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンは、数値以上に豊かなトルク感と鼓動を感じさせ、軽快で扱いやすい走行フィーリングを生み出す。コンパクトな車体はライダーに安心感を与え、クラシックでありながら過度に懐古的にならないスタイリングが、日常の移動そのものを楽しみに変えてくれる存在となっている。

一方のMEGURO S1は、1924年創業の目黒製作所にルーツを持つ「メグロ」ブランドの精神を現代に蘇らせた一台だ。往年のカワサキ250メグロSGのデザインフィロソフィを受け継ぎ、黒を基調としたボディにクロームメッキを効果的に配した佇まいは、単なるレトロではなく、本物志向の美意識を感じさせる。手作業で仕上げられたフューエルタンクの立体的なエンブレムや、大型冷却フィンを備えた空冷単気筒エンジンなど、細部にまで宿るこだわりが、所有する喜びを強く喚起する。

初めてモーターサイクルに触れる人から経験豊かなライダーまで幅広く受け入れる懐の深さ、そして日本の二輪文化そのものを体現する物語性。W230/MEGURO S1が軽二輪部門最優秀金賞を受賞した背景には、性能や装備だけでは測れない価値が確かに存在している。カワサキが提示したこのレトロスポーツの回答は、軽二輪というカテゴリーの魅力を、次の時代へと力強くつなぐ存在となった。

DAYTONA 660、日本バイクオブザイヤー2025外国車部門・金賞を獲得

トライアンフのミドルスポーツ「DAYTONA 660」が、「第8回 日本バイクオブザイヤー2025」において外国車部門・金賞を受賞した。一般投票と審査委員投票の合算で高い評価を獲得した結果となる。3気筒エンジンが生む力強いトルクと高回転域の伸び、俊敏で直感的なハンドリングを両立し、日常からスポーツライディングまで幅広い魅力を発揮。完成度の高いパッケージが、国内外のライダーから支持を集めた。

里山アドベンチャー体験「オフロードツーリング RINDO BIKE」&「KIDS BIKE Field」誕生

モビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)に2026年3月7日、森を舞台にしたバイク体験アトラクション「オフロードツーリング RINDO BIKE」と「KIDS BIKE Field」がオープンする。里山の自然を感じながら走る「RINDO BIKE」は約120mのコースにうねうね下り道や橋、カーブなど冒険心を刺激する仕掛けを多数配置し、子どもから大人まで楽しめる設計だ。「KIDS BIKE Field」は3歳から小学生を対象に補助輪なし自転車で遊べるフィールドを用意し、養蜂場をイメージした装飾と安心の観覧テラスを完備。体験を通じてバイクへのチャレンジ精神を育む仕組みも整えられており、小学1年生以上はライセンスカードを取得すると次のステージへ進めるなど、成長に合わせたステップアップ要素も魅力となっている。チケットは900円、パークパスポートでも利用可能な新感覚モビリティ体験が里山の風景と共に待っている。 

折りたたんで携行できるヘルメットトート、DOPPELGANGERが新提案

DOPPELGANGERは、ヘルメットをそのまま収納できる「ライダースヘルメットトートバッグ」を発売した。バイザー付きヘルメットにも対応する大口径設計と、折りたたんで持ち運べる省スペース構造が特徴。使用時は約26Lの容量を確保し、教習所通いやツーリング、旅行まで幅広く活躍する。前面ポケットやショルダーストラップも備え、ライダーの日常を快適に支える実用的なバッグに仕上げられている。

バイクライダー向け新作ウォッチ「MOTO-R Mid」登場

国産腕時計メーカー・ケンテックスジャパンが、バイクライダー向けスポーツウォッチ「MOTO-R」シリーズに新たなΦ38mmモデル『MOTO-R Mid』を投入。従来のライディングに最適化された操作性や耐振構造を受け継ぎつつ、ワンタッチでベルト交換ができる新機構やダイヤル外周に方位確認が可能なインナーローテーションリングを採用し、ツーリングや日常使いで軽快さと実用性を両立させる設計となっている。ケースには高耐食ステンレスを用い、10気圧防水仕様で雨や振動の多い走行環境にも対応。視認性に優れたダイヤルレイアウトと衝撃感知機能付きムーブメントが、長距離移動や過酷な環境下でも安定した時刻表示を維持する。専用ベルトは工具不要のワンタッチ着脱式で、シーンに合わせた着せ替えを容易に行える点も特徴だ。ライダー目線での細部設計が際立つ新モデル『MOTO-R Mid』が、ライディングギアとしての時計市場に新風を吹き込む。 

新時代の特定原付「COSWHEEL MIRAI G」始動

Acalieモビリティが新たな特定原付モデル「COSWHEEL MIRAI G」を発表。2025年12月26日12時からMakuakeで先行応援販売を開始し、一般販売予定価格29万7000円のところ50%オフの15万7000円から提供される。累計10億円を突破したCOSWHEEL MIRAIシリーズの最新モデルは、特定原付区分として日本初のカメラ内蔵大画面ディスプレイを搭載。走行映像の記録やスマホ連携による音楽再生など次世代の移動体験を実現する。4インチ極太タイヤと骨太フレームが目を引くデザインで、街中での存在感も突出。15Ah標準バッテリーで約80km、オプションの30Ahで最長約150kmの航続距離を可能とし、倒立フォークや油圧ディスクブレーキによる快適で安定した走りを提供する。免許不要で気軽に楽しめる次世代電動モビリティとして注目が集まる。 

若き挑戦者れん、国内シリーズ制覇へ向け新章始動

クラウドファンディング成功を追い風に、若手ライダーれんが新たな挑戦へ踏み出した。今年はヨーロッパで世界の舞台を体感し、日本と世界の距離を学んだ一年となった。その経験を糧に、来季は日本国内シリーズに集中し、チャンピオン獲得を目標に掲げる。重圧の先にあるのは、表彰台で日の丸を掲げる未来だ。森溶接創作所はれんを全面支援するとともに、次世代ライダー育成にも力を注ぎ、国内から世界へ続く道を切り拓いていく。

ICOMA、折りたたみ電動バイクを特別価格で提供する感謝キャンペーン実施

ICOMAは、電動折りたたみバイク「タタメルバイク」を特別価格で販売する「スペシャルサンクスキャンペーン」を開始した。抽選で1名に通常より大幅に抑えた35万円で提供されるほか、期間中に購入した人の中から抽選で10名にオリジナルデザインパネルを進呈する。独創的な発想から生まれたタタメルバイクは、都市型モビリティとして国内外で注目を集めてきた。創業の原点でもある本モデルを通じ、これまで支えてきたユーザーへの感謝を形にした取り組みとなる。

ダイシャリンで次世代電動モビリティ販売開始、試乗できる安心の実店舗展開

自転車専門店「ダイシャリン」の一部店舗で、Acalieが展開する次世代型電動モビリティ3ブランドの取り扱いが始まった。特定原付電動サイクル「EVEREST XING CITY」、電動アシスト自転車「COSWHEEL MIRAI COMFORT」、歩行領域スクーター「ROBOOTER J+VISION」を実店舗で試乗・購入できる体制を整える。自転車安全整備士が常駐する店舗ならではの安全性とサポート体制により、次世代モビリティを安心して体験できる環境が広がっていく。

免許不要の電動原付「twenty」、神戸・御影で期間限定展示

免許不要で乗れる特定小型原付「twenty Model-001」が、神戸・御影のクッキー店「Midnight Cookie Club」とコラボし期間限定展示を開始した。こがずに走れる電動仕様と坂道対応のパワーを備え、アップダウンの多い御影の街に適した移動手段として注目される。女性目線で設計された低床フレームや軽量ボディ、リアバスケット標準装備により日常使いにも好相性。展示期間中には試乗会も実施され、体験者にはクッキーのプレゼントが用意される。移動とご褒美を結ぶ新しい街角の提案となっている。

多摩地区バイクガレージ、日野・八王子・立川に新拠点一斉オープン

ライダーに特化したレンタル施設として支持を集める「多摩地区バイクガレージ」が、日野市豊田、八王子市横川町・大谷町、立川市錦町の4エリアに新たなガレージを同時開設した。防犯性と入出庫性を重視したフルフラット設計に加え、電源や水道、工具貸出など実用性を追求。コミュニティスペースも併設し、交流拠点としての役割も担う。現在はオープニングキャンペーンを実施中で、今後も多摩地区を中心にエリア拡大を予定。ガレージライフを身近にする取り組みが注目を集めている。